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訪日客で過熱する浅草のラーメンシーン 注目の3店は

「ラーメン凪 浅草店」の「すごい煮干ラーメン」

ラーメン凪 浅草店

<店舗を積極展開中の「ラーメン凪(なぎ)」が浅草に新店舗>

ラストを飾るのは今回紹介する3軒の中でも最新参となる「ラーメン凪 浅草店」。同店のオープンは今年8月9日。

私事だが、今年3月末まで同店のすぐ近く、まさに「目と鼻の先」とでも言うべき場所にあるマンションに住んでいた。当時はもちろん、「ラーメン凪」の姿など、影も形もなかった。 

当方の記憶が確かなら、独特の雰囲気を醸し出す「香とり」という店舗(非ラーメン店)があったような気がする。

3月まで筆者が住んでいた当時は店舗はなかった

それが、浅草の外へと転居してから半年と経たない間に、マニアにとっては見慣れたラーメン店である「凪」へと生まれ変わっていたのだ!

2015年3月に「一風堂」、12月に「一蘭」、そして今般、「ラーメン凪」が開業。これまで、地元密着型の老舗の勢いが相対的に強かった浅草にも、いよいよ、全国的知名度を有するブランド店が根を下ろし始めた。

それも、ここ数年における外国人観光客の急増のたまものかもしれない。

さて、「ラーメン凪浅草店」が提供する麺メニューは他エリアの「ラーメン凪」と同じく、「すごい煮干ラーメン」が主力。

スープは全国各地から厳選した20種類以上の煮干しを、試行錯誤の末に編み出した独自の比率でブレンドしたもの。「すごい煮干~」というメニュー名に偽りはなく、尋常ではないほどガツンと煮干しを利かせた1杯だ。

スープだけではない。トッピングとして煮干しを丸ごと一尾盛り付け、スープとは別に煮干しベースのタレを創り込むなど、随所に煮干しを生かしたギミックを駆使。

太麺と細麺の2種類からチョイス可能な麺は、力強いスープと真っ向からせめぎ合う太麺がおススメ。

箸休めとしてセットされている超幅広麺(通称「一反木綿」)で麺をクルリと包み込み、パクリとほお張れば、身体中の細胞に炭水化物がチャージされ、元気がみなぎる。

この1杯が浅草駅前で気軽に堪能できるとは!思わず、今の世に生を受けたことを感謝してしまった次第だ。

(ラーメン官僚 田中一明)

田中一明
1972年11月生まれ。高校在学中に初めてラーメン専門店を訪れ、ラーメンに魅せられる。大学在学中の1995年から、本格的な食べ歩きを開始。現在までに食べたラーメンの杯数は1万4000を超える。全国各地のラーメン事情に精通。ライフワークは隠れた名店の発掘。中央官庁に勤務している。
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