バッテリー駆動時間の長さも見逃せない

iPhone 11 Proシリーズは、バッテリー駆動時間が延長された。本体が重くなったのも、バッテリー容量が大きくなったためだろう。

実際に、iPhone 11 Pro Maxを数日使っているが、バッテリーの減り方はiPhone XS Maxと比べても明らかに遅い。バッテリー駆動時間は確実に延びているのだ。

各モデルのバッテリー駆動時間をカタログ値で比べてみよう。

iPhone新モデルと旧モデルのビデオ再生時間
新モデル 旧モデル
iPhone 11 17時間 iPhone XR 16時間
iPhone 11 Pro 18時間 iPhone XS 14時間
iPhone 11 Pro Max 20時間 iPhone XS Max 15時間

iPhone 11とiPhone XRはさほど変わらず、iPhone 11 Proシリーズが延びているわけだ。この点を見て、iPhone 11 Proシリーズに魅力を感じた方も少なくないだろう。なお、標準の充電器とケーブルは、iPhone 11 Proシリーズが18Wの超急速充電タイプとなる。iPhone 11も超急速充電に対応するが、付属する充電器、ケーブルは5Wの標準充電タイプだ。

左のiPhone 11 Proシリーズは充電器も上位品が付属する

iPhone 11でも妥協ではない

どの機種にするか悩んでいる方には、iPhone 11 Proシリーズをおすすめする。iPhone 11 Proシリーズは、美しい画面で写真を満喫したい人に向いている。そのうえで、コンパクトなボディーを望むなら、iPhone 11 Proがおすすめ。iPhone 11 Pro Maxは非常に美しく大きなディスプレーで、大画面を好むユーザーに推奨する。

ただし、スマホにそれほど費用を掛けたくないという方は、iPhone 11でも十分だ。特別にこだわりがない方にとっては、ディスプレー解像度以外は弱点を感じない選択となるだろう。また、本体がかなり大きく重いので実機を触ってから決めることをお薦めする。また、ストレージは128GB以上が安心で、4K動画を撮るなら256GBをおすすめする。価格は、税抜きで64GBが7万4800円、128GBが7万9800円。64GBと128GBは5000円の差であり、安心感という意味でも128GBモデルの方がいい。

Androidスマホの中級クラスの方が安い――と思う方も少なくないだろう。だが、iPhoneは間違いなく長く使える。現時点で最新のiOS 13は、iPhone 6sをサポートしている。2015年に発売されたモデルなので、およそ4年は使えているわけだ。この後1年は最新OSで使えるので、5年と言うこともできるだろう。

Androidスマホが最新OSで使えるのは、1~2年がいいところなので、末永く快適に使いたい方には、iPhoneが魅力的だ。

戸田覚
 1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。