株式・投信

七転び八起き

逆張りから順張りへ、米国株投資で資産1億円

2019/10/7

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はたぱぞうさん(40代)。休日はフットサルやテニスで汗を流す。ブログ「たぱぞうの米国株投資」を運営。
たぱぞうさん コツコツと長期投資を続けるのが大切

■2000年~

人材サービス会社への転職を機に、腰を落ち着けて資産形成に取り組もうと株式投資を始めた。元手は転職先の初給料の約30万円だった。初めて買ったのは鹿島(1812)と富士銀行(現みずほフィナンシャルグループ)。景気が悪く安定感のありそうな割安な銘柄を選んだ。購入当初は低迷した株価も上昇し売却益を得たことから、逆張りのバリュー投資で勝てると錯覚。業界内でPER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)が低い銘柄として、キリンホールディングス(2503)や双日(2768)に投資した。しかし双日の大規模増資で逆張りバリュー投資にやや疑問を持つことも。

■08年ごろ~

リーマン・ショック前後に資産は約1000万円になった。債券や不動産商品などポートフォリオを分散し、リーマン後も資産を減らさずに済んだ。

■11年~

円相場が1ドル=80円に上昇し、米国株投資の好機とみる。ほぼ全資産の1000万円をドルに換金しバンク・オブ・アメリカやシティグループを購入。ITバブルやリーマンから徐々に立ち直り、為替差益も後押しして資産は順調に増えた。

この頃から逆張りより順張りで守りながら資産を増やす戦略にシフトチェンジ。重視したのは参入障壁の高い領域で独自の強みを持っている企業を選ぶことだ。格付け大手のムーディーズや医薬品大手のジョンソン・エンド・ジョンソンなどに投資して収益を上げた。

■17年ごろ~

米国株が値上がりし、資産は1億円を突破。高配当銘柄で配当収入も稼ぐ。太陽光発電や民泊事業にも参入してキャッシュフローが増えたことから、資産管理会社を立ち上げ独立した。現在は米国の個別株のほか、外貨建てMMF(マネー・マネジメント・ファンド)などで運用している。今後も攻めと守りのバランスを意識し安定的に資産を維持したい。

[日経ヴェリタス2019年9月29日付]

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