心拍センサーを搭載 体力回復状況も示すスマート時計

日経PC21

日常生活の活動量から睡眠状況、ランニングなどのエクササイズまでサポートするスマートウォッチ。身体能力や疲労度、トレーニング履歴に応じて、お薦めのトレーニングメニューなどを提案する

注目の新製品や新サービスをピックアップ、日経PC21編集部が実際に試用して商品を評価する。今回取り上げたのは、スマートウオッチの「Ignite(イグナイト)」だ。

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「Ignite」(ポラール・エレクトロ・ジャパン)
●実売価格:2万7000円前後(税込み)●ディスプレー(解像度):240×204ドット●通信機能:ブルートゥースLE(BLE)●防水性能:30m(水泳対応)●位置情報:GPS/GLONASS●バッテリー駆動時間:5日間(ウオッチモード使用時)●サイズ:直径43×厚さ8.5mm●重さ:35g(リストバンド含む)

「Ignite」は歩数や睡眠時間、心拍数などを計測するポラールの新型スマートウォッチ。スマホの通知を時計のディスプレイに表示したり、測定データをスマホの専用アプリで確認したりというスマートウォッチならではの機能をひと通り搭載する。

タッチ対応のディスプレーを搭載。左右のスライド操作で表示項目を切り替えたり、タップして詳細データを確認したりできる(左)。充電には付属の専用ケーブルを利用(右)。パソコンとUSB接続すると、データの同期も可能だ
スマホとはブルートゥースで接続。専用アプリ「PolarFlow」(アンドロイド/iOS対応)で連携する。計測したデータを同期したり(左)、電話の着信や、スマホに届いた新着メールなどをディスプレイで確認したりできる(右)

そのうえで注目したいのが、GPS(全地球測位システム)と高精度な心拍センサーだ。GPSを内蔵する利点は、ランニングやサイクリングなどをするときに単体で走行ルートを記録できること。走行距離、ペースなども算出する。

もう1つの心拍センサーは、トレーニング中はもちろん、通常時の心拍数も細かく計測する。データは、スマホ(専用アプリ)とパソコン(ウェブページ)から確認が可能。1日の動静をグラフで把握できる。

機能面で興味深かったのは、「Nightly Recharge」という同社の新機能。前日の疲労具合(身体と精神の両面)を、睡眠によってどれくらい回復したのかを評価するという。使っていくと精度も向上。実際、寝ても疲れが抜けず、パフォーマンスが上がらないときに同項目を確認すると、「悪い」と評価されていた。

この評価を基に、もし疲労から回復しきれていないときは、無理なトレーニングを避けたり、積極的に睡眠を取ったりという行動に移ればよいわけだ。スポーツウォッチとしても、活動量計としても実用的な1台といえる。

(ライター 原如宏)

[日経PC21 2019年11月号掲載記事を再構成]

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