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レモンサワー缶8種を飲み比べ あなたのお気に入りは

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NIKKEI STYLE

夕飯のお供や風呂上がりなどに楽しむアルコール飲料として、ここ数年で自宅で需要が拡大しているのが缶酎ハイのレモンサワー。ビールやハイボールと同様、食中酒としても重宝するレモンサワーは、レモンの酸味が爽やかで様々なシーンで幅広い世代に人気です。"レモンフレーバーのアルコール飲料"としては、14年からの5年間で販売総量が5年連続して前年比を1割上回り、伸び続けているそうです。

今、缶酎ハイのレモンサワーは高アルコールタイプや果汁感にこだわったもの、バランスよく飲みやすく仕上げてあるものなど、個性が様々。今回は4社から自信作のレモンサワー2種ずつをピックアップしてもらい、計8種を試飲してみました。ドライ系、こだわり果実系、バランス重視系の3つのカテゴリーでご紹介します。(価格は税込み、2019年9月現在。ライターが調査)

ガツン!と高アルコール&キレのある「ドライ系」

まず、比較的高アルコールで、レモンの酸味が効いてガツンとしたうまさが魅力のレモンサワーを飲みたいときは、こちらのドライ系3種がお薦め! まるで、居酒屋で提供しているキレ味抜群のストロング系レモンサワーのような味わいです。

●サントリースピリッツ「-196℃ストロングゼロ <ダブルレモン>」(アルコール9%)

ダブルレモンというネーミングの通り、レモン果汁に加えてレモン浸漬(しんせき)酒を使用しているそうで、レモンの味が濃く、ほのかな苦味と甘みも感じられ、奥深い味わいなのが特徴。爽快感があるので、バーベキューなどのレジャーにもおすすめ。ビールの代替としても活躍しそうです。

9月下旬にリニューアルしたというこちらの商品は「独自の"-196℃製法"によるレモン浸漬酒を増量し、ブレンドの配合を見直すことで、レモンまるごとの果実感をさらにアップし、より食事に合う味わいに仕上げました」(サントリーホールディングス広報部の狩野 友輔さん)とのこと。

サントリー「-196℃ストロングゼロ <ダブルレモン>」
果汁感     ★★★★★
ドライ感    ★★★★☆
バランスの良さ ★★★★☆

●サントリースピリッツ「こだわり酒場のレモンサワー」(アルコール7%)

レモンの爽やかな香り、爽快感が全面に出たようなおいしさ。ベースとなっているレモンを丸ごと漬け込んだという浸漬酒の味がみずみずしい。レモン果汁そのものの味というより浸漬酒の味が前に出ているので、酸味を抑えたバランスのいい味でスッキリ。唐揚げやフライなど居酒屋で食べるようなつまみ料理にぜひ合わせたいレモンサワーです。

同社では瓶タイプの「こだわり酒場のレモンサワーの素」というリキュールを18年2月に発売。これが人気を集め、缶タイプとして19年3月に本商品を発売しました。「瓶タイプ、缶タイプともに一目で"お店のおいしいレモンサワー"を想像できるようなパッケージとなっており、お客様に好評いただいています」(狩野さん)とのこと。

サントリースピリッツ「こだわり酒場のレモンサワー」
果汁感     ★★★☆☆
ドライ感    ★★★★★
バランスの良さ ★★★★★

●宝酒造「タカラcanチューハイ<レモン>」(アルコール8%)

一口飲んだだけで、ガツンと焼酎の香り。レモンの香りと酸味で爽やかな風味ですが、前面に出てくるのはあくまで焼酎の味。「元祖辛口」とパッケージに書いているだけあって、後味もよく、キリッとしていてドライで爽快な飲み口です。

こちらは84年発売、人気のロングセラー商品。「原料、発酵、蒸留方法などの異なる11種類の"樽(たる)貯蔵熟成酒"を使用し、味に深みを出しています。発売以来、果汁の品質向上など、原材料に若干の変更はあったものの、基本的な商品コンセプト・製法などは変更しておりません」と宝ホールディングス環境広報部広報課の白川愛美さん。「氷を入れたグラスに注いで飲むとより風味が豊かに感じられますよ」とのこと。

宝酒造「タカラcanチューハイ<レモン>」
果汁感     ★★☆☆☆
ドライ感    ★★★★★
バランスの良さ ★★★★☆

レモンそのもののジューシーさ「こだわり果実系」

レモンをしっかりと味わいたいときには、果実感がたっぷりと感じられるタイプがお薦め。レモンをそのまま搾ったような爽やかさが特徴です。

●キリン「本搾りチューハイ レモン」(アルコール6%)

原材料は「レモン・ウオッカ・レモンリキュール」としか書かれておらず、いたってシンプル。飲んでみると、まさにレモン果汁のみずみずしいおいしさがダイレクトに口に広がります。甘みはあまりなくキリッとした爽やかさ。

「40~50代の男女を中心に幅広い年代のお客様にご支持いただいています。しっかりとした果汁感を味わいたい方、食事のお供として甘すぎない果実由来の味わいを求める方から好評いただいています」とキリンビールマーケティング部RTDカテゴリー戦略担当の原田桃子さん。また、「飲む前に缶を一度逆さにして飲む「『逆さ缶』をお勧めしています。たっぷり沈んでいる果汁の成分が混ざって、よりおいしいですよ」とのこと。

キリン「本搾りチューハイ レモン」
果汁感     ★★★★★
ドライ感    ★★★★☆
バランスの良さ ★★★☆☆

●宝酒造「寶(たから)『極上レモンサワー』<丸おろしレモン>」(アルコール7%)

口に含むと、本格的な焼酎のうまみとレモンの爽やかさがしっかりと感じられます。甘味料は不使用なのにレモンの甘みが感じられ、やさしい口当たりで、ほのかな苦味もあり、奥深い味わい。焼酎メーカーならではの、焼酎のうまみを生かしたレモンサワーとなっています。

同社広報部の白川愛美さんによると「焼酎とレモンのおいしさにとことんこだわりました。ベースとなるアルコールには、様々な個性をもった11種類の"樽(たる)貯蔵熟成酒"とレモンの香気成分を含んだ"レモンサワー用焼酎"をブレンドしたものを使用しています。またレモン混濁果汁に加え"全果摩砕ペースト"を使用することで、酸味だけでない複雑なレモンの果実感を実現しました」とのこと。奥深い味わいはその製法にあったようです。

宝酒造「寶(たから)『極上レモンサワー』<丸おろしレモン>」
果汁感     ★★★★★
ドライ感    ★★★☆☆
バランスの良さ ★★★★☆

みずみずしく飲みやすいのが特徴の「バランス重視系」

食中酒としてだけでなく、風呂上がりなどリラックスタイムにもスイスイと飲みやすい、アルコールとレモンのバランスがいいものがこちら。

●キリン「氷結 シチリア産レモン」(アルコール5%)

みずみずしさと果汁感、甘みのバランスがよく、スイスイと喉を通ります。レモンの爽やかな香りが豊かなのに酸味が強すぎないので、食事中はもちろん、つまみなしでも楽しめるおいしさです。酒に強くない人にもお薦めです。

01年の発売以来、250ミリリットル缶換算で130億本を突破したという「氷結」シリーズの中でも、代表的なフレーバーである「シチリア産レモン」は「缶を開けると弾けるようなレモンの香りと『みずみずしい果汁感』が味わえます。19年8月には前年の出荷量を超えました」とキリンビールマーケティング部RTDカテゴリー戦略担当の嶋村麻里さんは人気の勢いを語ります。

キリン「氷結 シチリア産レモン」
果汁感     ★★★★☆
ドライ感    ★★☆☆☆
バランスの良さ ★★★★★

●サッポロ「LEMON THE RICH 濃い味レモン」(アルコール5%)

まず口に入れたとき、鼻孔に抜けるレモンの香りが芳醇(ほうじゅん)で、奥深いのが特徴。果汁だけではない、皮も含めたレモンをほうふつとさせます。アルコールが5%とは思えないほど、レモンの香りが心地よくスイスイ飲めてしまいます。レモンの酸味や爽やかさだけでなく、後味はほろ苦さもあり、果汁感がぜいたくに味わえます。

「レモンの良いところ(オイル・果皮・パルプ分・果汁)をえりすぐった果汁を採用することで、香り高く深みのある濃い味わいを実現しました」と話すのはサッポロビールブランド戦略部の野村祥子さん。スッキリとした味わいなので、揚げ物などこってりとした食事のお供にもいいかもしれません。

サッポロ「LEMON THE RICH 濃い味レモン」
果汁感     ★★★★☆
ドライ感    ★★☆☆☆
バランスの良さ ★★★★★

●サッポロ「キレートレモンサワー」(アルコール5%)

開栓すると、同社の炭酸飲料「キレートレモン」によく似た香りがふわっと上がってきます。パッケージデザインも「キレートレモン」をほうふつとさせます。スキッとしたレモンの甘酸っぱい爽やかな味。炭酸もあまり強くないので飲みやすい口当たり。酒らしさを求めるときにはやや軽い印象かもしれませんが、つまみなしでもおいしく飲み干せます。

「キレートレモンサワーは30~40代の女性を中心に好評で、他ブランドと比較しても女性比率が高いのが特徴です」(サッポロビールブランド戦略部の福永晃樹裕さん)。ビタミンCやクエン酸も含まれているので、疲れた日のリラックスタイムや風呂上がりなどに試してみては。

サッポロ「キレートレモンサワー」
果汁感     ★★★★☆
ドライ感    ★☆☆☆☆
バランスの良さ ★★★★★

■番外編 コカ・コーラが作った九州限定のレモンサワー「檸檬堂」

最後に番外編としてお届けするのは、コカ・コーラシステムのレモンサワー「檸檬堂(れもんどう)」。酒屋さんの「前掛け」をイメージしたデザインで、度数とテイストの違う「塩レモン」(アルコール7%)、「定番レモン」(同5%)、「はちみつレモン」(同3%)の3種を18年5月に発売。さらにアルコール9%の「鬼レモン」を19年2月に発売しました。いずれも、九州限定商品となっています。

「鬼レモン」は高アルコールでレモン果汁も17%と多いので飲みごたえのあるストロング系の味。「塩レモン」は塩でレモン味が引き締まっているような印象で、キリリとした味となっています。度数で選べるのも楽しいので、九州を訪れた際には手に取ってみては。

今回レモンサワーを飲み比べると、想像以上にそれぞれまったく違う味わいであり、とても驚きました。自分好みの味を探すだけでなく、食事やシーンに合わせてベストなものを選んで合わせてみるのもいいかもしれません。

(※価格は2019年9月現在、税込み。ライターが調査)

(フードライター 古滝直実)

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