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毎日半休1カ月半 執行役員パパが挑んだ3人の子育て

日経DUAL

2019/10/3

毎日半休のほうが育休よりも効率的?(写真はイメージ=PIXTA)
日経DUAL

今春入社した社員が全社員の4分の1を占め、社員の平均年齢は29.1歳――。2013年に創業した保育士の転職支援などを手掛けるネクストビート(東京・渋谷)は、急成長期を迎えた若い会社だ。平均年齢35.6歳という役員らが背中を見せる形で進む同社の両立支援施策について、お届けする。妻が3人目を出産後、計画的に1カ月半、毎日半休を取り続けた、執行役員で最高技術責任者(CTO)のエンジニアパパに登場していただく。「育休」とは一味違う、「毎日半休」という家族の支え方について聞いた。また、「昼寝推奨」や「昼活」など同社のユニークな両立施策についても紹介する。

■3人目の子どもの誕生で迫られた決断

「3人目が生まれることになって、予定日の半年ぐらい前から、いろいろと想定を始めました」

同社の執行役員CTOの衣笠嘉展さんは現在、5歳、2歳半、8カ月の子どもたちのパパ。昨夏、3人目の子どもの出産を迎えるに当たって、大きな決断を迫られた。

2人目出産時は専業主婦の妻が上の子も連れて実家に帰ることで対応できたが、3人目となると一番上の子どもの幼稚園もあり、衣笠さんが一時的に働き方を変えないとどうにもならない状況が想定された。

「出産3カ月前に、社長に相談して具体的にプランを練りました。育休を取って必要に応じてリモートワークする、朝早く出勤して午後は早く帰る、ベビーシッターと併用して両立するなどのプランを考えて、妻にプレゼンテーションしました」

「妻の反応は『あなたに一日家にいてもらっても……うーん』というものでした。リモートワークをするといっても、子どもの世話をしながら仕事をするのはやはり現実的には難しい。いろいろ検討した結果、産後1カ月半は、それまでにたまった有休を消化する形で毎日半休を取り、ベビーシッターもお願いすることにしました」

朝9時に、衣笠さんが長女を幼稚園に送る。衣笠さんは、定時より30分早くそのまま出社。15時30分に退社してスーパーで食料品を買い帰宅。家族4人分の料理をして、子どもたちを入浴させ、寝かしつける生活を1カ月半続けた。「大変だったのは寝かしつけでしょうか。真ん中の子が1~2時間寝てくれないこともありました」

ネクストビート執行役員CTOの衣笠嘉展さん

一人暮らし歴も長く、もともと料理は得意だった。「男の料理というと、一品どーんみたいなのを想像するかもしれませんが、子どもにもちゃんと食べてもらいたいと思ったので、アプリなどで子どもの好きそうなレシピをチェックして、メインだけでなくあえ物などの小鉢も作っていました。片付けは苦手ですが料理は苦にならないですね」

同社の定時勤務時間はラッシュ時間を避けるため10時~19時に設定。そのため、普段から朝の幼稚園の送りはしていたが、いつも平日夜は子どもたちが寝てから帰宅していたという衣笠さん。この1カ月半は、子どもと長い時間接することができた。「やはりよかったです。子どもの成長を1カ月半ちゃんと見られたのは貴重な時間でした。意外と兄弟でけんかしているとかお手伝いができるほど大きくなったなあ、とかいろいろ分かりました」

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