人気回復する毎月分配型投信 実力を見極めるには?運用実績と仕組み考慮

純資産残高7657億円で1位の「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」(通称グロイン)は、世界の高利回りの公益株に投資するファンドだ。電力、ガスなど景気動向に左右されにくい「ディフェンシブ銘柄」が大半を占めるため、「不安定な相場の中、長期的にリターンが期待できる」(50代の男性会社員)との期待がある。

毎月分配型で気をつけたいのは、毎月の分配金が安定していても、運用でそれに見合う利益が出ていない場合が少なくないことだ。

追加型の投資信託は、運用で積み上げた利益だけでなく、それぞれ購入タイミングが異なる投資家間の公平を維持する目的の「収益調整金」も分配金に回せる。人気ファンドほど新しい投資家が多く入ってくるため、その元本の一部が収益調整金としてプールされ、高い分配金が出せるようになるわけだ。

ただし、収益調整金は利益ではないので、これを原資に分配するとその分だけ元本が取り崩され、ファンドの基準価格は下がる。投資家は分配金の高さだけに注目するのではなく、基準価格の動きを確認してファンドの運用の実力を見極める必要がある。

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