翌日は台北駅から午後1時出発のバスで九份観光に向かう。夜の九份は混雑するので時間が読みにくく、バス停や電車の便を探すのも煩雑になる。日本語ガイド付きの効率よく回れるバスツアーが、オンライン半額セールで2人分5000円だったので事前予約した。出発までは台北駅からMRT板南線で行ける龍山寺へ。ICカードだと運賃は16台湾ドル(1台湾ドル=3.5円)だ。朝から線香を手にして多くの人が熱心にお祈りしており、本尊の観音菩薩(ぼさつ)のほかにも道教の航海の神「媽祖(まそ)」や学問の神「文昌帝君」など、いろいろな神仏がそろう。お守りもお願い別にいろいろな種類がそろっていて、お土産にもいい。

有名な龍山寺も朝早いと参拝客はそれほどではない。境内にはお祈りをしている人の列も

午後に九份ツアーへ出発した。途中、臭豆腐の香りが漂うことで知られる深坑老街と、ランタン上げで有名な十份(じゅうふん)に立ち寄って、夕刻に九份に到着する。十份は1時間ほどの停車だったが、願いごとを書いて飛ばすランタン上げが結構楽しい。場所は電車が通る線路の上! 両側にお土産物やランタン屋が並び、線路も人でいっぱいだが、電車が通る時には両脇に避ける。なんとものんびりした田舎の風景だった。

線路から空高く上げるランタン。電車が通ることも

山間部の九份は雨の多い街なので、傘かカッパは必携となる。狭い坂道を登っていくと雨が激しく、高台途中にある人気の茶屋「阿妹茶樓」に入った。有名なアニメ映画のモチーフともいわれており、日本人客は多く、日本語で台湾茶のいれ方を説明してくれた。雨に煙る街と向こうに海辺の村を見下ろし、ゆっくり何煎もお茶を楽しめた。肉まんじゅうや芋圓(タロイモ団子)、タピオカなど手軽に楽しめる路面店が並び、買い食いもできる。ツアーには有名な夜市、「士林夜市」もルートに含まれていたが、あいにくの雨で見送った。

お茶屋「阿妹茶樓」はテラスからの眺めが幻想的
日が暮れると赤い提灯が美しい九份の街
行列のできていたタピオカ屋。待っている間におみくじが引ける

2日目の宿はMRT「忠孝復興」駅徒歩3分の「HOME HOTEL DAAN」。台湾原住民のデザインモチーフをモダンにアレンジしたインテリアがしゃれている。「ミシュラン台北」の2019年版に掲載されたブティックホテルで、宿泊料金は4600台湾ドルから。冷蔵庫には無料のソフトドリンク、Wi―Fi無料と使い勝手もよい。

ロビーのインテリアは地元芸術家の作品を多用
ナチュラルでゆとりを感じる客室。ピローの柄は台湾原住民のデザインモチーフ