Suica乗車でポイント、運賃の2% 定期券も対象ポイント賢者への道(132)

NIKKEIプラス1

JR東日本が10月、旅客向けのポイントサービスを始めます。電子マネーSuica(スイカ)を使って乗車すると運賃に応じて最高2%のポイントを獲得できます。運賃は消費増税に伴い2%程度上がる予定ですが、ポイント還元を活用すれば負担を減らせます。

対象区間はJR東日本の在来線です。スマホなどに搭載するモバイルSuicaか、カードタイプで記名式のSuicaを使う場合が対象。事前に「JRE POINT」のサイトでSuicaの番号などを登録する必要があります。名前や生年月日を登録しない無記名式などは対象外です。

還元率はモバイルが2%、カードが0.5%。例えば東京駅―津田沼駅の運賃は473円なのでモバイルで9ポイント、カードで2ポイントが付きます。運賃の安い近距離の乗車でも最低1ポイントが付きます。普通列車のグリーン券もポイント対象です。

モバイルSuicaを使えば定期券の購入でも2%のポイントを獲得できます(カードは対象外)。品川駅―横浜駅の1カ月通勤定期券(8560円)の場合、171ポイントになります。

たまったポイントはSuicaへのチャージ操作をすることで乗車や駅ナカ店での買い物などに使えます。来春以降、ポイントサービスの対象をJR東の新幹線にも広げる予定です。

ちなみにSuicaへのチャージにJR東系のクレジット「ビューカード」を用いると通常1.5%のポイントを獲得できます。同クレカでモバイルSuicaにチャージして電車に乗れば合計の獲得ポイントは3.5%になります。

乗車に伴いポイントが付くサービスはJR西日本や東京メトロなど他社にもありますが、乗車の回数や曜日などが基準となるのが一般的です。JR東の場合は「運賃の2%」などと分かりやすいのも魅力です。

菊地崇仁
北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2019年9月21日付]

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