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宮崎食材味わう、おしゃれなイタリアン 東京・西麻布

2019/9/23

エディブルフラワーも美しいデザート「ティラミス」

子供のころから料理は好きだった。高校卒業後、なんとなく専門学校に入学したものの、将来のビジョンはぼんやりとしたまま。そんななか出合った一冊の本によって、イタリア料理にほれ込み、進むべき道を決めたという中本裕士さん。

26歳で本格ナポリ料理が人気の「ポジリポ エ ナプレ 横浜高島屋店」への勤務を皮切りに、本場イタリアでも研さんを積み、渋谷「トラットリア アマルフィターナ」料理長を経て、2019年3月に西麻布に「ベルソーニョ(Bel Sogno)」をオープンした。

Summary
1.イタリア料理にほれ込み、現地の味を知り尽くしたシェフが独立
2.シェフの地元・宮崎県産の食材を豊富に使ったイタリアンが魅力
3.店内は全席シェフズテーブルなコの字形カウンターのみ

専門学校生時代に出合ったのは「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」の落合務さんの著書。この本でイタリア料理に魅了され、いつかはイタリアで修業したいという夢がかなった時には、地方ごとの料理の特徴まで知りたいと、フィレンツェ、ローマ、ミラノなどの各都市を3カ月ごとに渡り歩いた。

当初の予定では現地で3年間修業するはずだったが、諸事情により地元の宮崎へ帰郷。そこから3年間地元で過ごすこととなった中本さんだが、その間に地元食材の魅力に触れたことがきっかけとなり、「ベルソーニョ」は宮崎産の食材をふんだんに使ったメニューを楽しめる店になった。

スペシャリテはピエモンテ州で習得した「チポッラ・リピエーナ」

同店のスペシャリテはイタリアのピエモンテ州滞在時に覚えた「チポッラ・リピエーナ」。多くのお客に「この店に来たら絶対にこれを食べたい」と言わしめる。

タマネギを丸ごとローストして中身をくりぬいた後、宮崎県産きなこ豚をブレンドしたベシャメルソースとくりぬいたタマネギをあえ、再び「タマネギの器」に戻したら、薫製のきいたスカモルツァチーズをのせてオーブンで焼いて完成。

濃厚なベシャメルソースと合わせることでタマネギの甘みがぎゅっと凝縮。口当たりはクリーミーで、なんとも優しい味わい。小さなスプーンで口に運ぶたび、口中に豊かなうま味がいっぱいに広がるぜいたくな料理だ。

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