「2×2」の発想で節約 まず固定費を徹底的に見直す節約をマネーハック(3)

携帯電話を家族全員が持っているのだからと固定電話を解約する人もいます。そうしたら、オレオレ詐欺の電話がかかってこなくなった、なんて副次的なメリットもあるようです。固定費については最初から聖域を設けず、ストップできることはないか、いろいろ試してみてください。

節約効果が持続するので固定費は時々見直す

次は固定費の安値切り替えという節約です。

固定費については定期的に自動で引き落とされるがゆえに、時々でも見直すと効果が持続します。

電気やガスの小売り全面自由化は、行動した人が得をするものの一つですが、経済産業省の資料によれば、約1割の世帯しか他社に切り替えていません。サービス水準は同じで費用が下がる見直しの機会と考えれば、低い割合です。

格安スマートフォンへの乗り換えなども満足度をあまり下げずに通信費を大きく下げる選択肢でしょう。今どきのスマホは3年くらいはほぼ問題なく使えるようになりましたし、ミドルレンジのスペックでもかなり使い心地はいいものになっています。途中解約の違約金が引き下げられれば、見直しのチャンスといえます。

衛星放送やケーブルテレビのようなサービスを動画配信サービスに切り替えてみるのもいいでしょう。オンデマンドで視聴でき、スマホやタブレット、テレビとデバイスの選択肢が広い配信サービスのほうが「便利かつ割安」だったりするのですから、安くて満足度も高くなることでしょう。

こうした固定費の見直しは毎日する必要はありません。年に数回でいいので、クレジットカードの明細や預金通帳の履歴をチェックし「より安く」を追求してみることをオススメします。

次回は「日常生活費」の節約を取り上げます。

マネーハックとは ハックは「術」の意味で、「マネー」と「ライフハック」を合わせた造語。ライフハックはIT(情報技術)スキルを使って仕事を効率よくこなすちょっとしたコツを指し、2004年に米国のテクニカルライターが考案した言葉とされる。マネーハックはライフハックの手法を、マネーの世界に応用して人生を豊かにしようというノウハウや知恵のこと。
山崎俊輔
フィナンシャル・ウィズダム代表。AFP、消費生活アドバイザー。1972年生まれ。中央大学法学部卒。企業年金研究所、FP総研を経て独立。退職金・企業年金制度と投資教育が専門。著書に「読んだら必ず『もっと早く教えてくれよ』と叫ぶお金の増やし方」(日経BP)、「スマホ1台で1000万円得する! マネーアプリ超活用術」(PHP研究所)など。http://financialwisdom.jp
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