2019/9/20

林さんが進学したのは、有名私立大学の法学部です。林さんは、「どこにでもいるような女子大生だった」と振り返ります。林さんは、単位はとっているけれど、将来へのキャリアビジョンはぼんやりとしていた、まさに典型的なポスト高校生だったのです。

インターンをきっかけに学生団体での活動の姿勢も変わったと話す林さん

そんな林さんは、「周りが行っているので、そろそろ、行ったほうがいいのかな。」というのが消極的な動機で、3年生の夏休みに初めてインターンに参加しました。インターン参加のきっかけとなったのは、大学のキャリアセンターが主催していた学内就活ガイダンス。

最初に参加したのは、ベネッセホールディングスの2日間インターンでグループで新規事業を考えるというプログラムでした。その時について林さんは、「周りの学生が優秀で圧倒されました。今のままだとまずいなあと痛感した」と言います。

そのインターンでショックを受けたことをきっかけに、まず、所属していた学生団体の活動を一生懸命取り組むように日常の行動を変えていきます。とはいっても、3年の夏は、この2日間のインターンに参加して、あとはアルバイト漬けで毎日があっという間に過ぎていきます。

そして3年の11月。先輩に就活相談をしたときのことが忘れられない経験となった言います。「さくらは、何がしたいの?」と聞かれ、うまく言葉にできませんでした。すると先輩から「ボロクソ」に言われ、とても悔しい思いをしたそうです。それからスイッチが入ります。

3年生の冬からは、興味のあった教育、人材、金融系のOB・OG訪問を重ね、実際にお会いして話を聞いた先輩の数は、30人以上。そこでの出会いを通じて、社会人が主催する交流会にも参加するようにもなりました。徐々に時間をかけ、「ポスト高校生」から「プレ社会人」へとトランスフォーム(変身)していったのです。そして就職活動では、教育系大手の企業に内定をもらいます。

内定後もさらにインターンへ

ここで注目したいのが、内定後の林さんの行動です。それまで続けていたホテルのフロントでのアルバイトを辞め、ベンチャー企業で長期インターンに挑戦します。その理由は、ビジネスシーンで求められるスキルを磨きたいからでした。長期インターン先では、学生のキャリアアドバイスの業務を担当し、「インターンへと一歩踏み出せない学生」の相談を聞き、アドバイスを行うようになった。

なんと、長期インターンでの業務にやりがいを感じ、林さんは大手企業の内定を辞退して、この企業に就職することになりました。

「インターンに参加して、人生が変わりました」と林さんは振り返ります。

どこにでもいるような女子大生だった林さんが、「ポスト高校生」から「プレ社会人」へと日々の行動を変え、大学を最大限に生かし、卒業後も、やりがいを感じる職場で活躍しているのです。このように大学時代に、トランスフォームする学生が一人でも増えていけば、内定をゴールにした就活や、内定後のミスマッチを減らしていくことができます。

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「インターン先を厳選する必要はない」
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