創業300年中川政七商店13代目 学生も変化起こせる中川政七商店会長/奈良クラブ社長 中川政七氏

「きちんと学んだうえで「自分にも変えられるかも」という勇気がもてたら、あとは覚悟です。朝食抜きになりがちな学生においしい朝食をというあなたのビジョンは、大学のルールに阻まれて難しいかもしれない。そこを動かすのは、覚悟です。覚悟があれば共感を生み、人が動きます。覚悟がなければしょせんその程度だと思われるだけ」

「僕は去年、中川政七商店の社長を退き、『奈良クラブ』という地元のサッカークラブの社長に就任しました。奈良クラブにはそんなにお金がありません。だからみんな手弁当で関わってくれています。それでも今、人が集まり始めています。それは、僕に覚悟があるからです」

「現実の問題で解決できないことなんてほぼ無いです。だから大丈夫。打ち続ければいつか穴は開きます。しっかり学んで、覚悟をもって進んでください」

ビジョンや覚悟のもとにあるものは?

――(U22 藤原仁美)ビジョンや覚悟を持てるようになるにはどうしたらいいのでしょう。中川さん自身はどういう学び方をしてきたのですか。

「若い頃は本当にろくにモノを考えない学生でした。いろいろ気づき始めたのは、27歳のころ、中川政七商店に入って以降です。何かができるようになると、人は成長しますよね。勉強でもサッカーでも仕事でも、できるようになるパターンの構造は一緒だなと気づいたんです。これを僕は『学びの型』と呼んでいます」

「学校ってつまらないと思ってたでしょ? 授業、テストがあって、点が悪いと補習があり、もう一度テストで確認して。でも、これは『何が足りないか』を教えてくれる仕組みなんです」

「ところが、社会に出るととたんに補習も確認テストもなくなります。誰も『あなたはここが足りないので、ここを強化しましょう』とは教えてくれません。自分の足りないところを強化して自分で伸びていく力、つまり『学びの型』が自分に入っていないと、社会人になったあと全然成長しなくなってしまいます。学校だと0点か100点かの差しかつきませんが、社会人になるとおそろしい差がつきます。給料なんかにも跳ね返ります」

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