「スーツ3着、靴は3足でいい」若きトップの服装哲学モンブランジャパンCEO シャルル・ラングロワ氏(上)

■20足も靴を持つ必要がありますか?

仕事で履くのはJ.M.ウエストンの3足。いつもぴかぴかに磨き上げる

――靴は上品で美しく磨かれています。

「靴はJ.M.ウエストンです。こちらの靴はもう9年履き続けています。靴も服と同じです。ロングラスティング、ハイクオリティー。一生履けるくらいのクオリティーの靴を選び、きちんと手入れをして長く履き続けます。もちろん、J.M.ウエストンの靴はとても高いですが、シェイプが美しく、クラフツマンシップを感じ、革もすばらしい高品質です。仕事では黒と茶の革靴、茶のスエード靴の3足をヘビーローテーションしています」

――靴も愛用するのは3足だけなんですね。

「20足も靴を持つ必要がありますか? いい靴に投資をして、きちんと磨くことが大事なのではないでしょうか。残念なことですが、日本人のビジネスマンで靴をきちんと磨けている人は少ないですね。靴磨きは簡単です。私は毎週日曜日の夜に練習しています。だれでも1足5分使えば磨けるのですから難しくありません」

――そうした装いの考え方にご家族の影響はありますか。

上着のラペルが太めで優雅なラインがお気に入りだ

「私には1つ違いの弟がいるのですが、弟はブランドのファッションが大好きなんです。彼は2~3年でブランドものを丸ごと買い替えてしまいます。私はスーパーハイクオリティーのものを10年、20年と大事にして着たい。だから家ではいつも議論したり、けんかになったり。『なんでそんなに買い替える必要があるんだ』とね。ただ最近、彼は少しずつ変わってきているように感じます。私の影響かもしれませんね」

(聞き手はMen's Fashion編集長 松本和佳)

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