コーディネートに取り入れやすいデニム生地ながら、ストレッチが利いており、股や膝は立体的な構造で、動きやすく歩きやすい作りになっている。デザインはタウンユースに最適な、足がすっきりきれいに見えるスリムなテーパードシルエット。通常のデニムのように、繰り返し洗うことでどんどんデニムらしい風合いに変化し、味わいが増していくのも魅力だろう。
独自のはっ水防汚機能「オムニシールド」を搭載し、素材そのものの風合いを残しながら、雨や汚れを効果的にはじく。速乾性も高く、糸に液体が吸収されるのも防ぐという。UVカット機能も備えているため、ハイキングやキャンプなどのアウトドアシーンにも活躍する。
「17年の発売当時より売り上げは好調で、19年秋冬で5シーズン目を迎える人気コラボシリーズ」(コロンビアスポーツウエアジャパンのプレス、新井春菜氏)。キャンプや登山といったアウトドアから、日常使いや旅行まで、幅広いシーンを目的に購入されているという。
シンプルなデザインと伸縮性が魅力/ザ・ノース・フェイス

軽量で疎水性の高いポリプロピレン素材を使用。雨や汗でぬれてもすぐに乾き、快適さをキープする。生地にははっ水加工が施されているため、多少の雨ならしっかりはじく。生地は柔らかいが表面にシャリ感があり、静電気の発生を抑える機能を搭載している。
細身のシルエットながら、ポリウレタンを混紡しているためストレッチ性に優れており、脚上げをスムーズに行える運動性の高さも魅力。軽さを重視しているためデザインもシンプルで、同社のほかのクライミングパンツのようにブランドロゴも入っていないので、タウンファッションの中にもさりげなく取り入れやすい。アウトドアスペックを備えた、タウンユースにも最適な一本といえるだろう。
「20代を含む幅広い層から支持されている」と話すのは、ゴールドウイン ザ・ノース・フェイスPRの鰐渕航氏。ただ、購入目的としては「登山シーンでの着用を想定したユーザーが多い」という。
その分、街着として使っても他人とかぶりにくい。これからクライミングパンツをタウンウエアとして活用したいと考えている人にとっては、狙い目といえる一着だろう。
(ライター 津田昌宏、写真 宮前一喜=APT、スタイリング 宇田川雄一)