株式・投信

七転び八起き

株式を相続、低リスク資産に転換 証券会社には不満

2019/9/16

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はポンキチさん(66)。趣味は読書と旅行。今夏はエアビーアンドビーを使い、パリに3週間滞在して欧州を観光した。
ポンキチさん 不安にならない投資

■1978年~

当時は民間企業で事務職として働いていた。社会人1年目に、もともと投資をしていた父の勧めで東京銀行(現三菱UFJ銀行)の3年物の利付金融債「リットー」や、1年物の割引金融債「ワリトー」などを数万円購入した。株式は父に任せていたが、銀行株などで手堅く運用していた。

■89年~

84年から海外勤務の夫に帯同して外国に滞在していたが、転勤が決まり日本に帰国した。資産は現金が約1500万円。その後も株式など投資は続けていたが、98年に自宅を購入したため手持ちの現金は1000万円程度まで減った。

■2000年~

さわかみファンドで毎月5万円の積み立てを始める。売却するまで13年間保有し続けた。銀行では投信とセットで契約すれば定期預金の金利が高くなる商品も購入。株価が下がり、ずっと塩漬けにしていたが、アベノミクスで相場が上昇して損が出ない所ですぐ売却した。

■16年~

父が死去し、1億円弱の株式など遺産を相続した。父の担当だった証券マンに勧められるまま、良く似た傾向のアクティブファンドなど数種に投資してしまった。信頼できる第三者の金融の専門家の意見を聞けば良かったと今になって後悔している。解約したくても、しっかりと対応してくれず、証券会社には不信感だけが残った。老後に備えて、安定して収入を得られるポートフォリオを模索し始めた。

■19年~

現在のポートフォリオは債券が60%、投信が20%、海外株が10%、現金が10%。年400万~500万円のリターンを期待している。なるべく大きなリスクは抱えないことを心がけており、海外株は5G関連銘柄を証券会社の勧誘のままに買わされていたが、これを手堅い資産株に置き換え、リスクを抑えようと考えている。

[日経ヴェリタス2019年9月8日付]

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