今始める 配当株投資 大型株で5%、業績変化に注意

例えば3月期のNTTドコモの進捗率は33%と目安の25%より高く、昨年同時期の水準(31%)も上回る。反対に12月期のキヤノンは41%と目安の50%に比べて低めだ。期が進むごとに確認したい。

株式市場ではキヤノンを含む外需株を巡って今後の収益悪化への警戒感が根強い。これに対してNTTドコモなど「海外環境や景気に業績が左右されにくいディフェンシブ銘柄を中心に選ぶべきだ」とファイブスター投信投資顧問の大木将充運用部長は話す。

内需株に買い

ディフェンシブ銘柄を物色する流れは外食やレジャー関連を中心に年初から続く(表C)。サイゼリヤの株価は昨年末比で4割高、吉野家ホールディングスは3割高。複合型レジャー施設を手掛けるラウンドワンや、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの株価も大きく上昇している。外需関連株に比べ安定的な成長が見込めるとの期待が背景にある。

米中貿易摩擦の余波が警戒される中では、配当利回りが高いというだけでは安易に飛びつけない。従来にも増して業績の安定性を確認し、銘柄を選別する眼が問われる局面だ。

(川上純平)

[日本経済新聞朝刊2019年9月7日付]

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