今始める 配当株投資 大型株で5%、業績変化に注意

そこで、日本を代表する大型株を集めたTOPIXコア30を対象に配当利回りを銘柄ごとに調べ、高い順に並べてみた(表B)。大手銀行や大手商社が複数顔を出している。首位の日本たばこ産業(JT)の配当利回りは約7%、10位のホンダでも日経平均銘柄の平均値の2倍近くの水準にある。

こうした銘柄は、配当利回りを重視して投資先を選ぶ投資信託が実際に保有している。「日本好配当株投信」(野村アセットマネジメント)の組み入れ比率上位(7月末時点)には三井住友フィナンシャルグループやJTなどが並ぶ。「ダイワ日本好配当株ファンド」(大和証券投資信託委託)は武田薬品工業や三菱UFJフィナンシャル・グループ、三菱商事などの保有が比較的多い。

とはいえ、現在は米中貿易摩擦を背景に世界景気の先行きが不透明感が強い。為替相場も不安定で、円高に振れれば海外で稼ぐ企業は利益が目減りしてしまう。配当の原資は純利益だから、本業が不振に陥れば減配の可能性が生じる。業績の変化には今まで以上に注意を払うべき局面だ。

業績悪化の兆しをつかむには「進捗率」が参考になる。純利益の通期予想に対する期中の達成度合いを示す指標だ。進捗率が低いと、通期予想が下方修正されるリスクがより意識される。季節性もあり一概にはいえないが、4~6月期業績を発表済みの3月期決算企業であれば25%、1~6月期を発表済みの12月期企業なら50%が目安となる。

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