今始める 配当株投資 大型株で5%、業績変化に注意

写真はイメージ=123RF
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株式相場が不安定な動きを続けている。先行きに不安を抱く人がいま注目しておきたい指標の一つが「配当利回り」だ。夏以降の株価調整を受けて配当利回りが高まった銘柄が増えているからだ。そうした高配当株をどう選べばいいのか。投資に生かす基本をみていこう。

配当利回りは配当の水準を判断するモノサシとしてよく使われる。株価に対する年間の予想配当金の割合を示す。50円の年間配当を計画する銘柄の場合、株価が1000円のときに配当利回りは5%だ。配当の水準が変わらない場合、株価が下がれば配当利回りは上がる。

利回りが最高水準

日経平均株価を構成する銘柄の平均配当利回りは8月26日に2.36%と今年最も高い水準となった(図A)。株価が2万2000円台だった4月には2%近辺だった。昨年は1.5%台まで低下する場面もあった。市場関係者の間では「債券などと比べた株式の魅力が増している」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用本部長)との見方が増えている。

個別株に投資する場合、単純に配当利回りの高い銘柄を探すと、業績や財務が不安定になりがちな中小型株が多く含まれる。投資リスクを抑えるには「財務基盤が比較的しっかりしている時価総額の大きな銘柄の中から選ぶのがポイント」(楽天証券経済研究所の窪田真之所長)だ。