価値観は時代とともに変化するのが常だが、はたしてジャケットやスーツは今も好印象の象徴なのか? 世間一般のイメージを改めて確認すべくアンケート調査を行なった。まず、ジャケット&スーツの価値を再確認するところから始めよう。
〈 アンケート対象=首都圏に住む男女200名 2019年8月28日現在 〉
Question 01.
「ジャケット&スーツ」を 着ている男性から 受ける印象とは?
Question 02.
休日など仕事以外でジャケットを着ている男性をどう思いますか?
Question 03.
貴方はどんな目的でジャケットを着用しますか?
Question 04.
職場での男性の装いで好感度の高いアイテムは?
Question 05.
ちなみにこの夏、職場での「ジャケット着用」の頻度はどのくらいでしたか?
“着なくても許される”時代に、あえて着る。それが今、優位である。
ビジネススタイルの多様化といわれて久しいが、確かにスーツやジャケットを必要としないシーンは以前よりかなり増えてきている。また、ドレスコードのカジュアル化は国際的に浸透していて、いまや一流ホテルや高級レストランでも、ジャケット着用が必須でないところもある。しかし、カジュアルが許されるからといってジャケットを全く着なくなってしまうのは、実は非常にもったいないこと。ただ羽織るだけで、これほど端的に“上品な大人”を印象付けられる服はほかにないからだ。意識調査もそれを裏付けている。着なくても許される時代だからこそ、ジャケットやスーツを着た男の品位は際立つ。それは、紳士性を引き立てる額縁なのだ。
※表示価格は税抜きです。
撮影=野口貴司(San・Drago)、若林武志、仁木岳彦、鈴木泰之、伏見早織、武蔵俊介 スタイリング=四方敬章、武内雅英(CODE)、宮崎 司(CODE) ヘアメイク=松本 順(辻事務所) 構成・文=小曽根広光 文=吉田 巌(十万馬力)、秦 大輔、礒村真介
[MEN’S EX 2019年10月号の記事を再構成]