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滝のように落ちた世界の国債利回り(平山賢一) 東京海上アセットマネジメント執行役員運用本部長

2019/9/10

写真はイメージ=PIXTA

2018年に米連邦準備理事会(FRB)が政策金利の利上げを実施し、米長期国債(残存年限10年)利回りは、一時的に3%を上回りました。しかし、今年8月にはおおむね半分の水準にまで利回りが低下し、12年夏、16年夏に続く3回目の1.5%割れに至っています。FRBも利下げに転換しており、滝のように崩れ落ちる利回り低下局面を私たちは再び経験しているわけです。

■相次ぐ利回りの「異常」

さらに興味深いのは世界金融危機の前年以来、久しぶりに残存10年の国債利回りが残存2年のそれを下回る、いわゆる「逆イールド」状態になったことです。これは足元の金利水準よりも低い水準で金利が長期間推移することを示唆しています。景況感の改善が期待できないと多くの人々が考えている証左と言ってもよいでしょう。

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