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東京にデニム工場再現 エドウインが「ライブ」展示会 若者に向け発信 クラウドファンディングを活用

2019/9/9

クラウドファンディングで支援者を募ったエドウインの展示会「The LIVE-MADE BY EDWIN-」。メーカーと顧客の接点を作る目的でひらいた「ものづくりライブ」だ(東京都品川区の「寺田倉庫B&C HALL」)

国産ジーンズの代表であるエドウインが8月28日から3日間、湾岸エリアの倉庫を会場にして開いたユニークな展示会「The LIVE-MADE BY EDWIN-」がデニム愛好家やクリエーターら若い世代の関心を集めた。秋田工場から12台のミシンを持ち込み、3日間だけのデニム工場を再現。グラフィックや仕掛けを効果的に使い、製造工程や海外市場向けのジーンズなども展示した。




■ジーンズが作られていく工程を間近に

秋田からミシンを12台持ち込み、デニム製造の現場を再現。周囲には回廊を設け、ミシンや職人に接近できる

ライブ感満載のこの展示はクラウドファンディング事業者「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」のプラットフォームを利用したことも話題となった。消費者がパトロン(出資者)となり、集まったお金は展示会の入場券とデニム小物やジーンズの購入代金に充てられる。目標金額100万円のところ、333人が参加して支援総額は246万3000円に達した。「展示会を開催する資金集めのためではなく、メーカーが消費者とコンタクトする場を持つためのクラウドファンディング」(エドウイン)という。

工程別に分業で製造するジーンズ。こちらはパッチポケット。ステッチを体験した来場者から歓声が上がる

会場は近年ファッションブランドや高級輸入車の展示会で人気を集める寺田倉庫B&C HALL。高品質のジーンズ縫製を手掛ける秋田工場を入り口近くに再現して「東京ファクトリー」と銘打った。縫製技術者であるオペレーター5人、エンジニア2人、工場長の計8人が常駐し、見学する消費者は話を聞いたり、実際にパッチポケットのステッチをしたり。分業で作られていくジーンズの生産現場があますことなく披露される。BGMとしてミシンやカッター音からトラッキングした音が空間に流れ、五感を刺激する。

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