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秋に色づく木々にうっとり 紅葉の映える並木道10選

2019/9/9

厳しかった夏が過ぎれば、木々は徐々に色づいていく。
黄や赤の葉が、季節の移り変わりを教えてくれる。
秋本番を前に、紅葉の映える並木道を専門家が選んだ。
■1位 神宮外苑のイチョウ(東京都新宿区・港区)880ポイント
計算され尽くした美しさ

東京を代表する並木道。ビルが立ち並ぶ青山通りから明治神宮外苑の聖徳記念絵画館に向かって約300メートル続く。道路を挟んで2列ずつ、樹齢110年といわれる146本のイチョウが並ぶ。4年に1度、円すい形に剪定(せんてい)され、遠近法を応用して絵画館をより遠くに大きく見せるようにするなど「間隔や背丈など計算され尽くした並木で素直に美しい」(寺澤秀治さん)。

イチョウの木と歩道に落ちたイチョウの葉がつくる黄金色のトンネルは、映画やドラマの撮影場所にも使われる。道沿いに並ぶカフェなどとの相乗効果もあいまって「どこか外国にいるような気分を味わえる」(沼田阿友美さん)。

周辺では2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた工事が進む。「オリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場が完成すると、さらに名所としての価値が上がりそう」(高橋俊宏さん)

(1)例年の見ごろ時期 11月下旬から12月上旬(2)最寄り駅 東京メトロ銀座線外苑前駅、青山一丁目駅(3)問い合わせ先電話03・3401・0312(明治神宮外苑)

■2位 北海道大学のイチョウ・ポプラ(札幌市)630ポイント
隙間なく黄色の世界

札幌市中心部の北海道大学構内にあり、「北海道開拓の礎となった大学の歴史の重みが伝わる」(大場秀章さん)。一般にも開放されており、「北海道定番の観光地の一つ」(森岡順子さん)にもあげられる。

北13条通りの両側約380メートルに70本のイチョウが植えられた「イチョウ並木」は、黄葉の盛りには「沿道の両側から伸びた枝が重なり、見上げると隙間がほとんど見られないほど黄色の世界になる」(山田隆彦さん)。「学生が中心となって例年10月下旬に開催される北大金葉祭でのライトアップは特に美しく必見」(藤田聡さん)だ。

キャンパス内には、植林から約115年という歴史を持つ「ポプラ並木」(長さ約80メートル)と、北大創基125周年記念事業の一環として2000年に植樹された「平成ポプラ並木」(同約300メートル)もある。「じっくり歩けばイチョウ並木、ポプラ並木を両方とも眺められる」(北嶋緒里恵さん)

(1)イチョウ10月下旬から11月上旬、ポプラ11月上旬(2)札幌市営地下鉄南北線北12条駅(3)011・706・4680(北海道大学インフォメーションセンター「エルムの森」)

■3位 定禅寺通のケヤキ(仙台市)620ポイント
アート作品とのコラボ

勾当台(こうとうだい)公園から西公園にかけて、緑地帯と歩道の両脇に、約675メートルにわたって続く。樹齢75~90年のケヤキ166本が4列並び、「杜(もり)の都」仙台のシンボル的な存在だ。「色づき度合いが深紅色、薄紅色、黄色と一本一本異なり、遠めに見ても並木の中を歩いても、グラデーションが美しい」(富本一幸さん)

中央分離帯がそのまま遊歩道になっている。ところどころにブロンズ像などの彫刻が置かれ「アート作品と秋の色合いとのコラボレーションが印象的」(藤田さん)。ベンチも備え、「休憩しながら歩けばのんびりと秋を満喫できる」(寺澤さん)。

1967年には電線を地中化するなど道路空間の整備に気を配っており、「沿道にある仙台市の複合文化施設『せんだいメディアテーク』のガラス張りの壁面に映り込む紅葉シーンもたまらない」(高橋さん)。

(1)11月中旬(2)仙台市営地下鉄南北線勾当台公園駅(3)022・225・7211(仙台市青葉区公園課)

■4位 マキノ町のメタセコイア(滋賀県高島市)580ポイント
幻想的 まるで仏映画

琵琶湖の北西に位置する旧マキノ町(現高島市)に約2.4キロにわたって植えられた約500本のメタセコイア。葉が赤茶色になる紅葉期は「まるでヌーベルバーグ期のフランス映画に出てくるような希少な風景」(北嶋さん)。

地元の人々が保全・管理しているメタセコイアは「密集度が秀逸。並木にさしかかると、幻想的なトンネルをくぐっていくよう」(寺澤さん)。野坂山地の山々と調和した風景も見どころで「一直線の道路はドライブでもサイクリングでも爽快」(富本さん)。紅葉シーズンは駐車場も含めて混雑する。

(1)11月下旬から12月上旬(2)JR湖西線マキノ駅(3)0740・33・7101(びわ湖高島観光協会)

■5位 角館武家屋敷通りのモミジ(秋田県仙北市)520ポイント
たたずまいに日本情緒

秋田藩の支藩、佐竹北家の城下町だった角館。藩政時代からの武家屋敷が残る街並みにシダレサクラ、モミジ、カエデ、イチョウなどが植えられ、「曲がり角の向こうにまた別の秋の景色が待っている」(北嶋さん)。

手入れの行き届いた黒板塀に計算されたようにしなだれかかる紅葉を眺めると「江戸時代にタイムスリップしたかのよう」(森岡さん)。樹木ごとに異なる色とりどりのたたずまいは「日本情緒を感じる」(沼田さん)。10月から11月にかけてライトアップも予定されている。

(1)10月下旬から11月中旬(2)JR秋田新幹線角館駅(3)0187・54・2700(仙北市観光情報センター「角館駅前蔵」)

■6位 河口湖のカエデ(山梨県富士河口湖町)390ポイント
土手が赤いトンネルに

河口湖北岸には約200本のカエデが並ぶ約1キロの「もみじ街道」がある。その先の土手には60本のカエデが植えられた「もみじ回廊」があり、紅葉の季節には赤いトンネルが堪能できる。「紅葉した並木のバックに、雪化粧した富士山の雄姿を青雲の空に望む」(野村郁子さん)という色鮮やかな絶景が広がる。

例年11月には湖畔で「富士河口湖紅葉まつり」が開かれ、飲食などの出店でにぎわう。夜はライトアップされ「夜空に浮き上がる紅葉が、シックな大人の秋のデートにいい」(北嶋さん)。

(1)11月中旬(2)富士急行河口湖線河口湖駅(3)0555・72・3168(富士河口湖町観光課)

■7位 国営昭和記念公園のイチョウ(東京都立川市・昭島市)360ポイント
水路に黄金のさざ波

東京ドーム約39個という広大な公園には日本庭園のカエデなど見どころが多い。立川口近くの水路を使った広場「カナール」では106本のイチョウが水路を中心に左右対称に植えられ、水面に黄金のさざ波が立つように見える。「イチョウが四角く剪定して手入れされ、シンメトリーな景観が絶景」(藤田さん)

うんどう広場の横、98本のイチョウが並ぶ「かたらいのイチョウ並木」では、黄金色のトンネルをくぐっているような気分が味わえる。11月には「黄葉・紅葉まつり」が開かれ、ライトアップも楽しめる。

(1)11月(2)JR青梅線西立川駅(3)042・528・1751(国営昭和記念公園)

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