恒松祐里 愛猫を羊毛フェルトで描いたiPhoneケース

「いつかオリジナルのキャラクターも作りたいと思っています。まだ発表してないんですけど、実はYURI TUNESにもキャラがいるんですよ。ただ、それはマークみたいなものなので。もっとしゃべりそうな、吹き出しを作っても成立しそうなキャラを作りたいです」

告白を、待ってる時間が耐えられない

9月20日に公開される出演映画が『アイネクライネナハトムジーク』。伊坂幸太郎さんの小説を、「恋愛群像劇の名手」と呼ばれる新鋭・今泉力哉監督が映画化した作品だ。恒松さんは父親に冷たく当たったり、クラスメートの男子が気になったりする、思春期まっただ中の女子高生・織田美緒を演じる。

「原作も読ませていただいて、すごくステキな作品だなと思いました。美緒には自分と通じるものがあって、共感できましたね。ちょっと強気なところとか、父親に当たりが強くなっちゃうところとか。

今泉監督は、主人公だけを見るのではなく、登場人物たちの生活を俯瞰(ふかん)で見ているようなところがあって。撮影方法も、私たち役者の会話を、遠くで見守るような感じなんですよ。私は、それがやりやすくて。それに、普通はカットがかかったら次のセリフから撮り始めるんですけど、今泉監督はどんなシーンでも、最初から最後まで演じさせてくれる。みんな無理なく、役としてその場にいれる感じがありました」

美緒のことが気になる男子高校生・久留米和人を演じるのは萩原利久さん。「利久くんのお芝居はすごくナチュラルなので、掛け合いも楽しくて演じやすかったです」(c)2019「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会

描かれるのは、複数の男女の「出会い」と「恋」。特に告白やプロポーズがうまくできない男性が印象的に描かれるが、「言い出せない男たち」を恒松さんはどう見ていたのか。

「映画で見る分には、『ステキな心を持っている方たちだな』と思います。でも……何て言うんだろう……遅い、ですよね(笑)。10年も相手を待たせるのは、長すぎですよ。もう1.5倍速ぐらいで生きてほしいなって思います。

自分が告白されるとしたら、ですか。うーん、待ってる時の空気感が嫌なので、自分から切り出しちゃうと思います。もしくは『私も好き』というヒントをあげる。時が止まっている感じがすると、『早く前に進みたい!』と思っちゃうんですよ。せっかち? 言われます。気が強い? それも言われます。そんな私の性格を見抜かれているから、そういう女の子の役が多いんでしょうね。でも、繊細な部分もあるんですよ(笑)」

恒松さん自身は、どんな男性に引かれるのだろう。「私、食べることが好きなので、料理できる人にはキュンときますね。『ポイント高い!』って思います(笑)」
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