「ワイワイやりながら仕事を楽しんでいる」と語る和宣氏

アップルが「iPad」というタブレット端末を発売するという。ユーザーインターフェースはすべて指という革新的な製品。日本語は画面に表示されたキーボードで入力する。キーボードが独立しているパソコンのように入力しやすいわけではない。「じゃ、このipad用の手書き入力ソフトを開発しようか」と和宣氏が提案すると、初子氏は「それは面白い」とすぐに呼応。2人の個人資産は手書き入力システム「mazec(マゼック)」の開発に注がれた。

電気自動車も注文、挑戦が好き

メタモジを起業して10年。マゼックを使った「7notes」などを次々製品化。企業や教育機関、医療機関へ活用の場を広げている。社員は約70人に増え、「今年やっと黒字化する見通しになった」という。

70歳になった和宣氏。「趣味はゴルフぐらいで、後は仕事かな。だけど現場でワイワイやりながら、とにかく仕事を楽しんでいる」と快活に話す。一方の初子氏は「今3つをテーマにして生きている」という。1つは仕事を通じた社会貢献、2つ目は母親の介護を通じて知った藍染や俳句、書道などの趣味。そして3つ目はAI(人工知能)など先端技術を楽しむことだという。生命科学分野の有識者らとも交流、初子氏は、「技術の革新的な進歩で人間は100年どころか、今に150年ぐらい生きられるようになると思う」という。

浮川夫妻が楽しみにしていることがある。今春から日本でも予約受け付けを開始した米テスラの電気自動車(EV)「モデル3」を早速注文した。米シリコンバレーで製造され、「走るスマホ」と称されているデジタルカーだ。「車内には大画面液晶パネルが装備されており、毎日情報が更新される。将来的には自動運転にも対応可能なモデルだ」という。

浮川夫妻の出会った、今から50年前にはアポロ11号が月面に着陸した。その10年後に起業。30年のときを経て再度起業して10年。10年単位で新たなことを起こす。「また化けるかもよ」と和宣氏は笑う。米国発のテクロノジーの風を受けながら、浮川夫妻の挑戦はまだ続いている。

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