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炒飯・丼… 冷食は「がっつり飯」激戦 19年下半期 食品ブレイク予測 2019年下半期 冷凍食品編

日経トレンディ

2019/9/11

冷凍された肉や野菜の具材と専用ソースがセットになった中華キット。19年3月に先行して「回鍋肉」など3品を発売し、9月に「黒酢の酢豚」「麻婆豆腐」の2品を追加。家庭ではいちから作るのが難しい中華メニューを展開

■大人向けの弁当食材や朝食も

新領域を開拓する動きも顕著だ。従来、冷凍ギョーザなど点心が主だった中華の総菜に、本格料理の「レンジでつくる 黒酢の酢豚」「同 麻婆豆腐」(日本水産)が登場。

ソースと具材を別トレーで構成。ソースを具材に載せてレンジへ
5分で2人分の黒酢の酢豚が完成

上トレーの凍ったソースを下トレーの肉や野菜の具材に載せてレンチンする2段の設計で、調理後も野菜のシャキシャキ感が残る。賞味期限は1年で、単身者や共働き世帯のストック中華総菜に最適だ。

従来、冷食の弁当のおかずは子供向けが大半。しかし、少子化で需要が減るなか、各社は大人の弁当向けの商品に注力。ゼンショーグループのトロナジャパンは、近年人気のサバの塩焼きを3切れ入れた冷食を展開

かつては冷食の主戦場といわれた弁当おかずだが、少子化の影響で苦戦が続く。一方、近年は自分や配偶者に作る「大人の弁当」が増加し、実は冷食弁当おかずの7割を大人需要が占めるという調査結果もある。そうした大人向けとして登場するのが「おかず三昧 さば塩焼」(トロナジャパン)。最近サバの人気が高く、焼き魚の冷食が現状では少ないことに目を付けた。弁当箱に詰めやすい小ぶりのサバが3切れ入る。

1切れは小ぶりで弁当に向きそう
焼き魚らしいパリッとした食感ではないが、しっとりしてジューシー。魚のうまみはしっかり感じられた

各社が手付かずの「朝食」に特化した冷食が、「よくばりプレート モーニング」(日本製粉)。主食と主菜がワンプレートに載り、セットメニューがレンチンでできる。皿の準備や後片付けも不要で、忙しい朝の時短化に有効だ。

レンジで温めるだけで主菜と主食がセットになった朝食ができる。19年3月に第1弾が発売され、9月に新たに「エッグベネディクト&カポナータ」「七穀がゆと焼さばおろしソース」の2品を投入
日本アクセス 秋季フードコンベンション2019 「バイヤーズグランプリ」とは?
大手食品卸の日本アクセスが19年7月に開催した、東西会場で延べ1150社出展の大型展示商談会「フードコンベンション」の特別企画。Mart読者会員が選ぶ「Mart新商品グランプリ」の「プロ版」で、エントリーした77の新商品に、スーパーやコンビニなど流通各社の食品バイヤーが投票。加工食品、冷蔵食品、冷凍食品、アイスの4部門で得票数が多い順にランキングした。日本アクセス、流通専門誌「DIAMOND Chain Store」とのコラボ企画。

(文 高橋学、写真 中本浩平)

[日経トレンディ2019年10月号の記事を再構成]

日経トレンディ 2019年 10 月号

著者 :
出版 : 日経BP
価格 : 670円 (税込み)


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