タレントパワー20代男優 菅田将暉1位、吉沢亮躍進タレントパワーランキング2019 20代男優編

日経エンタテインメント!

スコアは小数点第2位で四捨五入。順位は第2位以下も含めてつけた。この1年間で俳優業を行っていない者は除いた(年齢は8月3日時点のもの)

14位のKing & Prince平野紫耀(22)も大きく数字を伸ばした。18年は4月期の連ドラ『花のち晴れ~花男 Next Season~』でヒロイン杉咲花の相手役に大抜てき。18年3月と11月には恋愛映画『honey』『ういらぶ。』で主演を務めた。

この他では、30位の伊藤健太郎(22)が18年同時期のスコアから約3倍に。18年から19年にかけては、興行収入15億円突破の『コーヒーが冷めないうちに』など映画6作、ヤンキー役が話題を集めた『今日から俺は!!』(18年10月期)などドラマには10作も出演。知名度をしっかりと高めた。

このように続々と注目株が現れ、20代男性俳優の層はさらに厚くなっている。高いタレントパワースコアを得る彼らは、一体どのような作品への出演をきっかけに、人気や知名度を高めたか。いわゆる「登竜門」と呼ばれるような場は、今もあるのだろうか。

朝ドラの出演俳優に変化

表は、「20代男性俳優タレントパワーランキング」で上位に入った面々のスコアの推移を最大7年分示したもの。出演作品がスコアにどのような影響を与えているかを探るため、歌手活動の比重が高い人物は除外した。

男性俳優の登竜門といえば、『仮面ライダー』シリーズや『戦隊』シリーズを思い浮かべる人が多いだろう。菅田将暉が『仮面ライダーW』(09年)、福士蒼汰が『仮面ライダーフォーゼ』(11年)、志尊淳(24)は『烈車戦隊トッキュウジャー』(14年)に出演しており、確かに今でもその影響力は大きい。だが『仮面ライダー』&『戦隊』は、新人俳優がデビューのきっかけをつかんだり、役者として初期に経験を積む場という役割が強い。

タレントパワースコアの数値を目安に、新人俳優が1つ上のステージに進んだ時期のスコアを15(表では緑色)、さらに幅広く知られるようになった時期のスコアを20(黄色)として、前後の出演作を調べてみた。菅田将暉を例に挙げると、前者はドラマ『民王』に遠藤憲一とW主演した時期、後者はau「三太郎」CMに鬼ちゃん役で出演し始めた時期に当たる。

この表でまず目を引くのは、“朝ドラ”だ。古くから新人女優の登竜門として知られるが、昨今では男性俳優にとっても大きく知名度を上げるチャンスの場になっている。ただ、この数年で20代俳優たちが出演する“タイミング”に変化が見てとれる。

福士蒼汰は、13年上半期の『あまちゃん』にヒロイン能年玲奈の高校時代からの憧れの先輩役で出演し、スコアは5.6から19.2まで一気に上昇。15年上半期の『まれ』に出演した山崎賢人は、ヒロイン土屋太鳳の恋人役を務め、9.5から16.7までスコアを押し上げた。このように15年頃までは、スコア1桁台の新人に近い俳優が、ワンランク上に上がる(スコア15を超える)きっかけとして、朝ドラが影響している例が目立つ。