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ビジネス英語・今日の一場面

形が悪いわけじゃない! shapeの意味は案外幅広い デイビッド・セイン「間違えやすい英語・聞き手編」(13)shape

2019/9/5

相手が話した英語を誤解して受け取ってしまった。そんな体験はどなたにもあると思います。日本人向けの英語教育で豊富な経験を持つデイビッド・セインさんは「日本人が聞き手として勘違いしやすい英語表現がある」と言います。今回は「形」という意味で知られる単語shapeを使ったフレーズを学びます。

◇  ◇  ◇

ユウカとスティーブは取引先に向かって移動中。オフィス街を歩いていると、ある有名企業の本社ビルを見かけます。それは建物の上部がちょっと珍しい形をした、特徴的な高層ビルでした。スティーブはその会社について聞いていたことを語るのですが、それに対するユウカの発言がいまいちよく理解できません。どうやら彼女は何か思い違いをしているようで……。

それはこんな会話でした。

Steve: Hey, that building is the XYZ headquarters.
Yuka: Wow, it's really tall. The top triangles are lit up!
Steve: But the company is in bad shape, you know?
Yuka: Bad? I like it.
Steve: What?
Yuka: Yeah, I wish I could work somewhere like that.
Steve: Are you serious?

日本語に直すと、次のようになります。

スティーブ:おや、あのビルはXYZ社の本社だ。
ユウカ:わあ、すごく高い。てっぺんの三角形に明かりがついているよ。
スティーブ:でも、この会社って経営状態が悪いんだよね。
ユウカ:悪い? 気に入ったわ。
スティーブ:え?
ユウカ:ええ、そんなところで働けたらなって。
スティーブ:本気?

shapeという英単語は「形」にかかわる語として知られています。ものの「形状」「外形」を表したり「形にする」という行為を示したりします。しかし、あまり日本人にはなじみがないですが、「形」以外の意味を表す場合もあります。ユウカはBut the company is in bad shape, you know?というスティーブの言葉を聞いたとき、そこで使われているshapeの本当の意味には気がつきませんでした。

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