自分が探しているファッションアイテムについての質問を投稿すると、登録された全国のショップから回答が寄せられるファッションアプリ「FACY(フェイシー)」。提供元のファッション系ベンチャー、スタイラー(東京・渋谷)が、月間100万人を数える利用者からの投稿内容を分析、次のトレンドを読み解く。
メンズ向けの「FACY MAN」の投稿件数で、全体のおよそ24%を占めたのが、「パンツ」だった。
さらに投稿内容を詳しくみると、「パンツ」に関連する頻出語として、多かったのが「ワイド」だった。どうやらFACYユーザーは、フルレングスのパンツの中でも、ワイドパンツに関心を寄せているようだ。
ただ、ワイドパンツとひと口に言っても、いたずらに太いパンツを選ぶだけでは、だらしなく見えてしまいそうだ。いい大人が選ぶ際の基準はないものか。今回は、東京・千歳船橋のセレクトショップLICLE(ライクル)店主の鶴田祐司氏に、大人のワイドパンツ選びの秘訣を尋ねた。
■タック入りなら腰回りもスッキリ
自身もワイドパンツ好きと語る鶴田氏。いくつかポイントを押さえておけば、そんなに難しく考える必要はないと教えてくれた。
「ひとまず、気にしてほしいのは、シルエットと素材です。パンツの形が裾に向かって細くなっていることが大事。いわゆるテーパードした形ですね。ある程度太さがあるパンツも、それにより、全体がスッキリした印象になるので失敗しにくい。加えて、タック(ウエスト部分に入る縫いひだ)もあったほうがいいかと。そうすると腰回りもスッキリします」