秋ドライブで肉を満喫 高速道がっつりスタミナグルメ
連載 高速道路グルメ「スタミナ飯」編
敬老の日(16日)、秋分の日(23日)と3連休が2回ある9月。週末にドライブを計画している人も多いのでは? 長距離ドライブで大切なのは適度な休憩。サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)で一休みしたときに楽しみたい関東甲信越の高速道グルメを紹介する。今回取り上げるのは食欲の秋にふさわしい、おいしいお肉を使ったスタミナメニュー。地元の名物グルメや特産品を取り入れた料理を楽しみつつ、ドライブを満喫しよう。まずは東京へ向かう「上り」から。
東部湯の丸SA「山賊ニラだれ定食」
長野県東御市にある上信越自動車道・東部湯の丸SA(上り)のフードコートでは、信州の郷土料理である「山賊焼き」にオリジナルのたれをかけた「山賊ニラだれ定食」が食べられる。
関越自動車道と長野自動車道を結ぶルート上にある東部湯の丸SAは、東京と新潟・富山・石川方面を行き来する一般車やトラックが数多く立ち寄る休憩スポットだ。天気に恵まれれば展望台から信州の山並みを一望できる。
山賊「焼き」という呼び名だが、実際にはたれに漬け込んだ鶏もも肉に片栗粉をまぶして、まるごと油で揚げた料理だ。もともとは普通の山賊焼き定食を販売していたが、トラックドライバーにも満足してもらえるスタミナ料理として、3年前に自家製のニラだれを使った現在の形へリニューアルしたという。
鶏もも肉は生の状態で仕入れていて、フードコートの厨房で仕込みから調理している。食べやすいサイズにカットされた山賊焼きには、ニラがたくさん入ったしょうゆベースのたれがたっぷりとかけられている。
揚げたての肉はやわらかく、サクサクとした衣の食感も楽しい。隠し味にニンニクやラー油も使うニラだれが食欲をそそり、240グラムの大盛りご飯もペロリと食べ終えてしまった。
越後川口SA「ガリペパ塩スタ丼」
新潟県長岡市にある関越自動車道・越後川口SA(上り)のレストランでは、新潟県産の豚バラ肉やマイタケ、魚沼産コシヒカリを使った「ガリペパ塩スタ丼」が食べられる。ニンニクチップと塩だれが食欲を刺激しそうだ(9月23日までの限定メニュー)。
日本坂PA「Wまぐろ勝つ丼」
静岡県焼津市にある東名高速道路・日本坂PA(上り)の「焼津さかな工房」では、焼津港で水揚げされた大きなまぐろのソースカツが2枚乗った「W(ダブル)まぐろ勝つ丼」が食べられる。特盛りのご飯に、ポテトサラダも付いてくるメガ盛りセットだ。
美野里PA「大盛スタミナカレー」
ここからは「下り」のスタミナグルメ編。茨城県小美玉市にある常磐自動車道・美野里PA(下り)のフードコートでは、ちょっと辛めのビーフカレーに生姜焼きが乗せられた「大盛スタミナカレー」が食べられる。トッピングには茨城県のブランド卵「奥久慈卵」の卵黄を使用している。
阿賀野川SA(下り)・蓮台寺PA(上下)「一枚炙り鶏らーめん」
新潟県東蒲原郡阿賀町にある磐越自動車道 ・阿賀野川SA(下り)のフードコートでは、新潟県のブランド地鶏「越の鶏」のもも肉1枚がまるまる乗った「一枚炙(あぶ)り鶏らーめん」が食べられる。しょうゆベースのラーメンに加えられたニンニクオイルが食欲をそそる。この料理は新潟県糸魚川市にある北陸自動車道・蓮台寺PA(上下)でも楽しめる。
日本坂PA「盛り盛り唐揚げ定食」
静岡県焼津市にある東名高速道路・日本坂PA(下り)の「新宿さぼてん」では、人気の唐揚げを8個乗せた日本坂PAオリジナルメニューの「盛り盛り唐揚げ定食」が食べられる。キャベツの千切りもたっぷりと付け合わされており、ベーシックだがボリュームは満点だ。
1979年、長野県生まれ。国立長野工業高等専門学校・電子制御工学科を卒業後、ものづくり・接客業を経てライターの道へ。わが子の成長を見守るかたわら、信州佐久からモバイル情報を発信中。NIKKEI STYLEでは「格安SIM最前線」も連載中。
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
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