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52歳、会社に居つつ顔二つ 部長とアクセデザイナー

日経ARIA

2019/9/12

ボタニカルアクセサリーブランド「Kunie Katori」のデザイナーの香取邦枝さんは店舗事業部長でもある
日経ARIA

今の仕事にやりがいはある。長年勤めた会社に愛着もある。転職したいとは思わない。けれど「何か新しいことを始めてみたい」「もっと自分らしさを生かした仕事をしてみたい」――そう思う人は多いだろう。花とグリーンのギフトを扱う第一園芸で店舗事業部長を務める香取邦枝さん(52歳)は、本物の植物をあしらったボタニカルアクセサリーブランド「Kunie Katori」のデザイナーという顔も持つ。香取さんはどうやって、会社にいながら、会社の中にanother STAGEを創り出したのだろうか。

■店舗事業部長兼デザイナーとして活躍

花や葉、木の実があしらわれた優しい色合いのピアスやイヤリング。これらは全て、本物の植物を使ったボタニカルアクセサリーだ。自然のフォルムを生かしたデザインで、同じ植物であってもどれも表情が異なり、世界に一つしかないのも魅力。2018年3月にオープンした第一園芸の新コンセプトショップ「BIANCA BARNET(ビアンカ バーネット)」各店で発売したところ、すぐに話題となり、現在も人気商品となっている。

全て花や葉、木の実で作られたカラフルなアクセサリー。発売後、ネット上で影響力のあるインフルエンサーたちがSNSで拡散し、話題になった

この植物を使ったアクセサリーを発案、デザインしているのは、現在、第一園芸で店舗事業部長として関東近郊を中心に10店舗の運営管理を任されている香取邦枝さんだ。

■フラワーデザインは未経験 趣味がきっかけに

アクセサリーデザイナーとして活躍する香取さんだが、実はフラワーデザインの経験はなく、アクセサリー作りは趣味の一つだったという。「もともと絵をかいたり、何か作ったりするのが好きで。昔からマフラーを編んだり、バッグを作ったり、手芸やもの作りを趣味としてやっていました。30代後半から半貴石(メノウや水晶類など色の付いた石)などを使ったアクセサリー作りにはまりまして。仕事が忙しくなると、ストレス発散のために手を動かしたくなるんです。精神安定剤のような感じですね(笑)」

趣味でアクセサリーを作っていた香取さんは、いったいどのようにして新ブランドのデザイナーとなったのか。きっかけは、社内の部門横断プロジェクトに参加したことだった。

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