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本格フレンチ7品を4千円で楽しむ 東京・三軒茶屋

2019/9/9

「渡り蟹(がに)と赤海老のビスクカレー」はコースのシメ

東京には数多くのグルメタウンがあるが、三軒茶屋には普段着でもぶらりと立ち寄れる気軽なレストランがそろっている。

その中でもキラリと光るフランス料理ビストロ「bistro vas_y(ビストロ バジー)」は2019年4月にオープンした。普段使いできる価格でありながら、本格フランス料理を楽しみたいシーンにも応えてくれるビストロだ。

Summary
1.「ミシュランガイド」掲載店で修業したシェフが作る絶品フランス料理
2.コース4000円 クラシックな一皿からシメご飯まで大満足
3.本場で学んだシャルキュトリーやジビエ料理など多彩な料理

田園都市線・三軒茶屋駅前から南に向かってのびる栄通り商店街。昼夜を問わず多くの人が行きかうにぎやかな通りから、路地に入ってすぐ、真っ白い壁が印象的な店が現れる。

照明が明るく活気ある店内に入ると、キッチンと向き合うカウンター席が出迎えてくれる。シェフが忙しく立ち働くキッチンからは、食欲をくすぐる香りがただよってくる。

席は、カウンター席のほかに、テーブル席16席と6人まで使用できる個室がある。一人でふらりと晩ご飯を食べに訪れたり、大切な人との会食に使うなど、店の規模は大きくないが、様々なシチュエーションで活用できそうだ。

シェフの藤井将也さんは、都内のホテルやレストランでフランス料理の修業をしてきた。広尾にあるフランス料理店「アーティショー」では、一人で厨房を切り盛りするなど学びも多く、成長の糧になったという。

食への探求心が旺盛な藤井さんは、その後フランスに渡り、各地で様々な料理を食べ歩きながら、ブルゴーニュ地方シャブリ村のミシュラン掲載レストラン「Au Fil du Zinc(オ・フィル・デュ・ザング)」で二番手として活躍。そのとき得た豊富な経験は今に生きているという。そして、帰国後、高輪の「レストラン フェ メゾン」などの勤務を経て、満を持して「ビストロ バジー」をオープンした。

キャンディー型のお通し「フォアグラボンボン」

料理はお通しからデザートまで7品で4000円というお値打ちのコースが大人気。全体のバランスを大切にし、本格的な料理を楽しんでほしいというシェフの思いが詰まったコースは、それぞれの皿が絶妙なアンサンブルを奏でる。

まず、スタートの遊び心あふれたひと品に心をつかまれる。「フォアグラボンボン」と名付けられた、かわいらしいキャンディーのようなお通しだ。貴腐ワインでこっくり煮たマンゴーを、フォアグラのテリーヌで包み、ココナツのジェルとココナツファインをまぶしている。

ていねいに下ごしらえをしたフォアグラのテリーヌは、とろけるように軟らかく、濃厚なうま味があり、コクのある甘さのマンゴーとの組み合わせは抜群のおいしさ。ひと口食べると、幸福に包まれる。

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