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笑う機会少ない人、死亡リスクは2倍 日本の中高年

日経Gooday

2019/9/22

最近、声を出して笑ったのはいつ?写真はイメージ=(C)Antonio Guillem-123RF
日経Gooday(グッデイ)

声を出して笑う機会が少ない人は、週に1回以上声を出して笑う人に比べ、死亡と心血管疾患(脳卒中、心筋梗塞、狭心症など)のリスクが約1.6倍から2倍になることが、日本の中高年1万7000人を対象にした疫学研究で示されました。

■ポジティブな気分が病気を遠ざける研究結果はこれまでにも

これまでに行われた研究で、ポジティブな気分が、死亡と心血管疾患のリスクの低下に関係すること、抑うつ、不安、心理的苦痛などが、冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症など)や脳血管疾患(脳卒中など)のリスク上昇に関係することが示されていました。また、のんきで楽天的、日常的に笑う機会が多く、外向的であることが、長寿に関係するという報告もありました。

今回、山形大学医学部教授の櫻田香氏らは、同学部が行っている分子疫学研究「山形スタディ」に参加した人々を対象に、笑う頻度と、その後の「あらゆる原因による死亡」および「心血管疾患の発症または心血管疾患による死亡(これらをまとめて『心血管イベント』と定義)」の関係を調べました。

山形スタディは、山形県内の7つの市に住む40歳以上の男女のうち、年1回の健康診断を受けていた人々に参加を呼びかけたものです。2009~2015年に2万969人を登録し、中央値で5.4年、最長8年追跡しました。

登録時点で、健康状態、飲酒、喫煙、運動習慣、学歴、配偶者の有無、過去1年間に経験した精神的ストレスの強さ、社会参加の頻度などの情報を得るとともに、声を出して笑う(以下、「笑う」と略)機会がどのくらいあるかを尋ねました。回答は、ほぼ毎日、週に1~5回、月に1~3回、月に1回未満、から選択してもらい、回答に基づいて「週に1回以上」「月に1回以上週に1回未満」「月に1回未満」の3群に分けました。

登録時点で収集された情報がそろっており、追跡を完了できた1万7152人を分析対象にしました(男性7003人、女性1万149人、平均年齢62.8歳)。

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