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その1本、思わぬ高値も お酒買い取りサービスいかが

NIKKEIプラス1

2019/8/29

持ち込まれた酒を1本ずつ査定する(東京都品川区のリカーオフ武蔵小山パルム店)

飲まなくなった酒を現金化できる買い取りサービス。実家の片付けや終活の一環で手放したい人に喜ばれているという。購入時より高い値段で取引されることもある。初めて利用する場合のポイントを押さえよう。

横浜市に住むAさん(61)が実家を片づけていると、親の残した10本ほどの酒が見つかった。ウイスキーやブランデー、ジンや焼酎……。買い取りサービスに持ち込むと、そのうち1本の国産ウイスキーが約18万円の値を付けた。他の酒は190~1500円だったが「こんなに高く売れる物があるとは思わなかった」とAさん。

利用したのは大手リサイクルチェーンのハードオフコーポレーション(新潟県新発田市)が運営するリカーオフ。店頭買い取りや出張買い取りのほか、電話やメールでおおよその査定額を出してもらい、着払いの宅配便と引き換えに入金してくれる宅配買い取りのサービスもある。

リカーオフの場合は「未開封、賞味期限内、目安の製造日内であれば、ほぼすべての酒を買い取る」(リカーオフ武蔵小山パルム店長の牧田正人さん)。製造日からの目安は日本酒の普通酒が2年以内、吟醸酒は半年から1年以内、白ワインは3年程度、赤ワインは10年程度だという。有名シャトーのような銘柄ワインならば10年以上経過していても対象になるという。

ウイスキーや焼酎、ブランデーなどの蒸留酒は製造から30年以上経過していても買い取ってもらえる。アルコール度数が高く、高熱を加えて造られていて品質が劣化しにくいからだ。一方、低温で醸造している日本酒の大吟醸は値崩れが早い。冷蔵保存の状態で製造から1年程度が買い取りの目安だという。

買い取り金額は、酒の種類、状態、市場のニーズ、季節などによって頻繁に変わる。人気商品の場合、購入時より高くなるケースも多い。一方、かつて数万円の市場価値があっても、品質の劣化や一過性のブームが去ると、数百円程度に下落することもある。

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