その1本、思わぬ高値も お酒買い取りサービスいかが

NIKKEIプラス1

チケットやブランド品を扱う大手リユース会社、大黒屋(東京・千代田)の買い取り鑑定団団長の武捨佑介さんは「国産ウイスキーは数年で何倍にも高騰している」と話す。ドラマの影響や原酒不足による販売休止報道、世界的な人気といった背景から需要が増えているためだ。

季節により変動しやすい品種もある。「シャンパンはクリスマスに消費が増えるため、高値がつきやすい」(武捨さん)。日本酒も冬はニーズが高まり、高値で取引されやすいという。武捨さんは「ホームページなどに買い取り価格を公表している店を参考にすると安心」と助言する。

JOYLAB(ジョイラボ、大阪市)は酒の買い取りが専門。渋谷店(東京・渋谷)店長の茶山祥太郎さんは「まとめ買いではなく、1本ずつ査定してもらえる店を探した方がよい」と話す。個別の査定には、正しい酒の知識と現在の市場価値が反映されやすいからだ。

贋(がん)作(さく)はもちろん、未開封でも破損していたり品質が劣化していたりすると買い取ってもらえないケースもある。店によっては、ラベルが汚れていたり破れていたりしても買い取ってくれる場合があるが、箱や交換用の栓などの付属品も含め、入手時の状態を保つことが重要だ。

金額や手間を考えると、捨てた方がメリットがあったと感じるケースもあるだろう。店に持ち込む前に、電話やホームページでおおよその査定価格は確認しておきたい。宅配買い取りはサービス利用の条件として、買い取り目安総額の下限を設定している場合もある。キャンセル返送料の有無や、破損があった場合の補償も確認しておこう。

(ライター 児玉 奈保美)

[NIKKEIプラス1 2019年8月24日付]

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