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オトナのスキルアップ入門

話し上手は聞き上手 会話上達のカギは相手の関心事

日経doors

2019/9/2

相手の関心事を上手に聞けば会話は盛り上がる(写真はイメージ=PIXTA)
日経doors

新しい人脈をつくる。相手との信頼関係を築く。相手から学びを得る。すべての基本にあるのが「会話」。でも「会話に自信がない」という女性はとても多いのです。エクササイズを通して「会話下手」意識を解消しましょう。

「会話に自信がないんです」と言う人はたくさんいます。何を話せばいいのか分からない、気の利いたことが言えない、相手と分かり合えた感じになれない、など。そこで、会話下手の自覚をどう解消できるかにフォーカスします。

最初に、もしあなたが「自分は会話が下手」と思っているなら、そのマインドセットについてまず考えてみてください。

あなたは、誰と比べて「会話が下手」だと思うのですか? 同僚ですか? 友人の誰かでしょうか? 思い当たる人がいますか? もしかしたら、実際は下手なんてことはないかもしれません。

もし「とても会話が上手な○○さんに比べて、自分はダメ」と具体的に思い当たるなら、その人の今までの経験や勉強、練習の機会はどうだったのでしょうか。生まれつき話し上手な人はそれほどいません。その人の経験値や努力の蓄積と自分のそれは当然違うのだから、現在の自分を責める必要はありません。

次にお聞きしたいのは、どれくらい会話が上手になる必要があると思ってるか?という点です。 いつ、どの段階で「これで十分なレベルです」と言えるのでしょうか? それをあまり考えずに、単に「自分はダメ」と思っているだけではないでしょうか。

もう一つ、私たちが「会話が難しい」と思う理由があります。人間ははるか昔から群れで生活をしていました。厳しい環境や天敵から生命を守るために、群れに受け入れられることはとても重要なことでした。だから今でも、周りの人たちが自分をどう考えているか、受け入れられるかどうかに敏感に反応する脳の仕組みが残っています。会話が必要以上に難しく感じられるのはこのためでもあります。

では、どのようにすれば会話上手に近付いていけるでしょうか。

■面白い話題を出さなくてはいけない?

実例を見ていきましょう。デール・カーネギーの有名な著書『人を動かす』の中に、こんなエピソードがあります。

カーネギーはあるパーティーで、有名な植物学者と知り合います。その植物学者が語るさまざまな植物の話にカーネギーはすっかり魅せられ、何時間も話を聞き続けました。別れぎわに植物学者はパーティーの主人に向かって、カーネギーは「世にも珍しい話し上手」だと褒めちぎったのですが、植物の知識がないカーネギーは心から面白いと思いながら聞いていただけで、実際はほとんど話してはいませんでした。

カーネギーは単に相手が話す「スペース」をつくり、聞いていただけです。これがまず会話上手な人の重要な要素です。人は自分のことを話す機会があるとうれしいし、相手が自分に興味を示してくれるのがうれしいものです。そこでのポイントは、自分ではなく、相手が興味を持つテーマが何なのかを把握することです。自分から面白い話題を出さなくてはいけない、というプレッシャーは必要ないのです。

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