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ビールも抹茶も牛乳も 飲んで学べる飲料博物館10選

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NIKKEI STYLE

普段、何も意識せず口にする飲み物。身近な割に、知らないことが多い。歴史が学べ、体験ができるおすすめの博物館を、専門家が選んだ。

1位 サッポロビール博物館

(札幌市) 670ポイント
開拓時代にタイムスリップ

北海道の開拓期から受け継がれるサッポロビールの歴史を体感できる博物館。1876年に官営で始まった国産ビール醸造の歴史をたどる展示がある。「各時代の広告ポスターは当時の世相風俗がうかがえて興味深い」(盛田真史さん)

解説つきの見学ツアー(大人500円、要予約)が人気だ。創業当時の味を再現したビール「復刻札幌製麦酒(ビール)」とサッポロ生ビール黒ラベルの試飲が付く。「ここでしか味わえないビールが飲める見学ツアーは参加必須。開拓時代にタイムスリップできる」(富本一幸さん)。日本初のビール醸造所をこの地につくった、先人の奮闘ぶりを迫力満点の6K映像で見られる。

北海道遺産に選定された赤レンガの建物は「歴史のロマンを感じる」(丹羽桃子さん)。併設のサッポロビール園でジンギスカンなども楽しめ「食事、ロケーション、建物、ビールの歴史と楽しむための要素がぎっちり詰まっている」(上田和夫さん)。

(1)見学 無料(2)予約 不要(3)アクセス JR苗穂駅から徒歩8分(4)https://www.sapporobeer.jp/brewery/s_museum/

2位 UCCコーヒー博物館

(神戸市) 550ポイント
多彩な催し、初心者もプロ級も

国内唯一のコーヒーに特化した博物館。歴史や文化を学ぶ展示だけでなく、生豆をさわることや香りをかぐことができる。「音や手触りなど五感を使ってコーヒーを体感させてくれる」(友田晶子さん)。スマートフォンサイトにつなぐと、展示の詳しい音声説明も楽しめ、「子どもから大人まで想像力が広がる」(王麗華さん)。

学んだあとは、テイスティングコーナーで「厳選した2種類のコーヒーの飲み比べができる」(横倉和子さん)。事前の申し込みが必要だが、専用の網を使ってオリジナルのコーヒーが作れる焙煎(ばいせん)体験(1人1000円)もあり、「多彩なプログラムが用意されていて初心者からプロレベルの人まで楽しめる」(山上昌弘さん)。「歴史からおいしい入れ方までコーヒーのうんちくを語れるようになる」(富本さん)。充実したイベントや体験メニューが評価された。

(1)300円(2)不要(3)ポートライナー南公園駅から徒歩1分(4)https://www.ucc.co.jp/museum/

3位 東京都水の科学館

(東京都江東区)490ポイント
身近な存在、楽しく実験

普段何気なく利用している水の不思議について科学の視点で紹介する。「森と水の関係、どのように水道が整備されるかなど、身近な水がテーマなだけにぜひ親子で訪れてほしい」(村田和子さん)。東京都水道局が運営する体験型の施設で、東京都の水のおいしさを伝える展示がある。

館内には水遊びができるコーナーや巨大シャボン玉の中に入る体験が人気だ。「水の不思議や自然の重要性を楽しみながら学べるのがよい」(王さん)。館内スタッフが行う、水の性質を利用した真空実験など、目の前で見られる実験ショーを15分おきに開催している。「自由研究の題材にもなり、夏休みには絶対おすすめ施設」(友田さん)。休日には実験イベントも開催している。

(1)無料(2)不要(3)りんかい線国際展示場駅から徒歩8分(4)http://www.mizunokagaku.jp/

4位 ミツカン ミュージアム

(愛知県半田市)330ポイント
黒酢やりんご酢 楽しめる

略称MIM(ミム)。酢づくりの歴史や食文化にふれられる体験型博物館。「江戸時代の酢づくり展示がすばらしく、タイムスリップして異空間に来たよう」(上田さん)

ガイド付きツアーでは黒酢やりんご酢などを試飲できる。酢と関わりが深いすしの歴史を学べるほか、紙粘土をしゃりに見立ててすしを握る「なりきりすし屋さん」も。「体験や撮影スポットが充実。時間が足りないほど楽しめる」(丹羽さん)。「自分の写真がラベルの『マイ味ぽん』(1本200円)が作れる」(友田さん)

(1)300円(全館コース)(2)インターネットか電話で事前予約(3)名鉄河和線知多半田駅から徒歩13分(4)https://www.mizkan.co.jp/mim/

5位 ウイスキー博物館

(北海道余市町) 300ポイント
ドラマで話題の「聖地」

ドラマでも話題となったニッカウヰスキー余市蒸溜(じょうりゅう)所内にある。「日本のウイスキーの歴史を知る上で欠くことができない博物館」(富本さん)。石炭を使う古来手法のポットスチル(蒸溜釜)の展示などから「創業者である竹鶴政孝のウイスキーづくりへの情熱を感じる。今まで以上においしくなる体験ができる」(山上さん)。

展示の奥にあるバーで、1つの樽(たる)からそのまま瓶詰めした「シングルカスク余市10年」(15cc1000円)など「ここでしか飲めない限定品を試飲できるのは魅力。ファンの聖地」(友田さん)。

(1)無料(2)不要(3)JR余市駅から徒歩3分(4)https://www.nikka.com/guide/yoichi/map/map02.html

6位 抹茶ミュージアム「西条園 和く和く」

(愛知県西尾市) 280ポイント
マイ配合、訪日客も喜ぶ

抹茶の魅力に触れられる体験型博物館。茶葉の品質鑑定や茶臼ひき体験、高級抹茶と抹茶スイーツの試食などが体験できる。「本格的な抹茶体験が充実しており、入場料以上の価値アリ! 外国人観光客を案内しても喜ばれそう」(丹羽さん)

数種類の茶葉を自分で配合してオリジナルの抹茶が作れ、「子どもがワクワクする体験ができる」(王さん)。自分でつくった抹茶を茶室でたて、抹茶のスイーツと一緒に楽しめる。1888年創業の抹茶製造あいや(西尾市)の本社敷地内。

(1)500円(2)インターネットか電話で予約(3)名鉄西尾線西尾駅から車で10分(4)https://museum.saijoen.jp/

7位 サントリー白州蒸溜所 ウイスキー博物館

(山梨県北杜市)230ポイント
原酒を試飲、レストランも

自然豊かな森を散策し、「ウイスキーファンのみならず、家族で楽しめる」(友田さん)。ウイスキーの製造工程を模したミニチュア模型や蒸溜釜の展示もあり「世界が注目する日本のウイスキーの歴史や製造のこだわりなどを学べる」(村田さん)。

試飲可能なバーやレストランを併設。有料のツアーでは「『白州』の原酒の試飲や、おいしいハイボールの作り方、相性がいい食事なども体験できる」(山上さん)。

(1)無料(2)前日までにインターネットか電話で予約(3)JR小淵沢駅からシャトルバスで20分(4)https://www.suntory.co.jp/factory/hakushu/facility/

8位 ふじのくに茶の都ミュージアム

(静岡県島田市)220ポイント
海外のお茶、リアルに体験

2018年開業。「お茶の魅力を見て、嗅いで、味わってと存分に感じられる」(王さん)。茶摘み(季節限定)や茶道など体験が充実し、地元の静岡や日本、世界のお茶が学べる。世界のお茶体験ではグラスにもこだわって再現。「その国独特のお茶の入れ方について作法などの説明があり、お茶が国の文化を育んできたことが体感できる」(盛田さん)。9月30日まではモロッコのミントティー。

富士山や茶畑の景色が楽しめる。江戸時代の大名茶人・小堀遠州が手掛けた茶室や日本庭園の復元も見どころだ。

(1)300円(2)不要(3)JR金谷駅から静鉄バス利用(4)https://tea-museum.jp/

9位 牛乳博物館

(茨城県古河市) 210ポイント
世界の酪農、資料5000点

牛乳や酪農、乳業について学べるトモヱ乳業の企業博物館。創業者の故・中田俊男が世界約150カ国から集めた酪農や乳業に関する資料や収集物約5000点を展示する。「明治のねじ切り式の牛乳瓶や、昔懐かしい牛乳受け箱など、様々な展示が楽しい」(横倉さん)。解説つきで見ることができる。

博物館は工場見学とセットになっており「子どもには勉強になる」(上田さん)。見学後に「牛乳の試飲やお土産があるのもうれしい」(丹羽さん)。

(1)無料(2)1週間前に電話で予約(3)JR古河駅から朝日バスを利用(4)http://www.tomoemilk.jp/enjoy/museum.html

10位 黄桜 伏水蔵

 (京都市)200ポイント
酒もビールも解説充実

酒の魅力を伝えようと16年に開業。日本酒の醸造蔵と地ビール醸造が見学でき、酒造りのこだわりや技術を展示で解説する。「お酒をさらに深く知ることができる工夫が感じられる」(福元聖也さん)。併設のレストランではこの蔵でつくった「新鮮な京都麦酒生ビールや日本酒が魅力」(山上さん)。抹茶や黒豆などを使用したユニークなビール系飲料も楽しめる。

「無料の送迎バスがあるのもうれしい。京都観光のプラスαにもよい」(丹羽さん)

(1)無料(2)不要(3)京阪電鉄中書島駅から徒歩20分、無料バスあり(4)http://kizakura.co.jp/husimigura/index.html

歴史・原料・製造法 知れば驚きの発見

蛇口をひねれば出てくる水。店の棚に並ぶビールやウイスキー、お茶。身近な飲み物について、歴史や原料、製造法を知ると新たな発見があって驚くはずだ。今回のランキングでは体験型の施設が多く並んだ。コーヒーの焙煎や抹茶の配合。自分だけの飲み物が作れたり、試飲をしたり。五感で学べ、理解が深まる。

自由研究を想定した催しや豆知識コーナーがあるところも多い。もし自由研究の宿題がまだなら、訪ねてみると何かヒントが見つかるかも。事前に予約の要不要、開館日と時間を調べて出かけよう。

博物館では、おいしい飲み方を学べるのが大きな魅力だ。1位のサッポロビール博物館ではツアー時に缶ビールをよりおいしく楽しめる「3度つぎ」を実演してくれる。ビールを泡立てながら3回に分けてつぐこと。泡がフタとなり、ビール本来の香りや炭酸が逃げずに風味が保て、最後までおいしく飲むことができるという。おいしい飲み方も身につけ、残りの夏を爽やかに、健やかに楽しもう。

◇ ◇ ◇

ランキングの見方 数字は選者の評価を点数化。施設名(所在地)。(1)大人1人の見学料金(2)予約方法(3)アクセス(4)公式サイト。写真は1、3、5位が三浦秀行、2位が大岡敦、4位が大城夏希撮影。ほかは施設提供。

調査の方法 取材を基に、飲み物に関する博物館25カ所をリストアップ。飲料や博物館、お出かけ情報に詳しい専門家に「飲み物の魅力を伝えている」「そこでしかできない体験がある」などの観点で1位から10位まで順位付けを依頼。編集部で集計した。(大城夏希)

今週の専門家 ▽上田和夫(企業史料協議会 事務局長)▽王麗華(子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」広報室)▽富本一幸(トラベルニュース編集長)▽友田晶子(トータル飲料コンサルタント)▽丹羽桃子(フリーライター)▽福元聖也(会社見学情報サイト「いるみる」運営者)▽村田和子(旅行ジャーナリスト、家族deたびいく代表)▽盛田真史(ウェブマガジン「博物月報」主宰者)▽山上昌弘(日本ドリンク協会代表)▽横倉和子(日本旅行総研研究員)=敬称略、五十音順

[NIKKEIプラス1 2019年8月24日付]

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