山崎紘菜 母の贈り物で思い出す「200点の仕事を」

「そのときに『確かに100点の仕事をしようとしていたな』と自分で自分に対して発見があって。そこからは求められる100点以上の、200点のものを届けられるような存在になりたいと思うようになりました」

「普通」も個性だと受け入れて

9月6日公開の出演映画は『スタートアップ・ガールズ』。自由奔放な女子大生起業家と、大企業に勤める安定重視のOLが新事業を立ち上げる、「スタートアップ」がテーマの青春映画だ。山崎さんは安定志向のOL・南堀希を演じ、「東宝シンデレラ」オーディション出身の同期女優・上白石萌音さんとW主演を果たす。

9月6日公開の映画「スタートアップ・ガールズ」では自由奔放な女子大生起業家とタッグを組む安定重視のOLを演じる  (C)2018 KM-WWORKS Ltd., All rights reserved.

「萌音とはデビューから一緒なので、お話を聞いたときは、2人とも主演を張らせていただけるようになったんだな、と思えてすごくうれしかったです。もちろん萌音はもう何本も主演をやっていますけど、『2人で』っていうことが本当に特別な感じがしました。

『スタートアップ』については、私は言葉自体知らなかったんです(笑)。私が大学生のときには、周りにそういう友達がいなかったですし。年齢に関係なく、誰でも起業してビジネスできる世界があるんだということを、この映画を通して学びました」

希は大企業に就職し、奨学金を返済しながら無難に生きたいと考えている女性。演じる山崎さん自身も、そんな「手堅い女」なのか。

「手堅いというか、普通の女です(笑)。もともとデビューするまでは普通の人生を歩んでいた女子高生でしたし、性格的にも希と似ている部分がありますね。よく『スパッとしてそうだね』と言われるんですけど、そんなことはなくて、クヨクヨ悩むんですよ(笑)。それに、こういう業界で才能のある人に囲まれてお仕事をしていると、自分には何もない……と言ったらアレですけど……普通であることにすごく悩んだ時期があって。だから希は、共感しながら演じることができました。

特に印象に残っているセリフは、『私は凡人だから!』です。凡人であること、普通であることは悪いこととして捉えられがちですけど、開き直って、それも個性だと受け入れればラクになる。コンプレックスから目を背けず、逆に強みにしちゃうって、ステキなことだなと思いました」

最近ではスタートアップ支援に力を入れる大学が増え、若い世代には就職せず起業する人が増えているという。山崎さんの「仕事観」はどうなのだろう。

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