マネー研究所

ポイント賢者への道

プラチナカードはお得? 還元率より付帯特典に妙味 ポイント賢者への道(128)

NIKKEIプラス1

2019/8/28

写真はイメージ=PIXTA

最近、テレビやウェブで「プラチナカード」のCMを見かけることが増えてきました。プラチナカードというと以前はベールに包まれ、どんな特徴があるのか、どんな特典が付くのか見えにくかったのですが、最近は各カード会社が詳細を公開し始めています。

クレジットカードの中でプラチナカードはゴールドカードより上のランクに位置づけられます。かつては招待された人だけが入会できましたが、最近は自分から申し込めるタイプが多いです。年会費をみると2万円から10万円を超えるものまで様々です。では高額の年会費を支払うメリットはあるのでしょうか。

ポイントのたまり方は通常よりも若干良いか、同じ程度です。ジャックスカードプラチナの場合は、ポイント還元率は基本1.5%です。通常のクレカの還元率(0.5~1%程度)に比べると高めです。さらに年間100万円以上利用するとボーナスポイントを獲得でき、還元率は1.85%にアップします。また別途2000円分の値引きに利用できるポイントがたまるので年100万円の利用で計2万500円分の還元を受けられます。

ただし、年会費が税抜きで2万円かかります。消費税率が10%になれば2万2000円になる計算です。年会費負担を考えると、ポイント特典だけで得するケースはそう多くないでしょう。他のプラチナカードの場合、還元率はもっと低いことが多いです。

プラチナカードのうまみは他の付帯特典にあります。コンシェルジュサービス、レストラン特典、宿泊特典、国内・国際線空港ラウンジ、ゴルフ特典などが充実しています。これらを上手に活用すれば、年会費を考慮しても十分魅力的なカードとなります。次回は、実際にどのような使い方ができるかを紹介します。

菊地崇仁
北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2019年8月24日付]

マネー研究所 新着記事

ALL CHANNEL