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インターンinside

2019/9/4

インターンinside

レベル測定の練習中のインターン生

「現場にはいろいろな職人さんが参加している。知識も大切だが、実はコミュニケーションが重要だと知った」と話すのは千葉工業大建築学科3年の金子晃久さんだ。建設現場では、建設会社以外の専門業者の職人が多く参加する。施工管理職は、現場で職人たちに指示を出し、時には技術について教えてもらいながら工程を進めるのが仕事だ。「プロの職人さんにも声をかけ、仕事を進める現場をみられたのは貴重な経験でした」(飯島さん)。

就活の方向性について考え始めた学生もいた。日本大学生産工学部建築学科の榊間淳平さんは「インターン参加前は、いわゆる大手のスーパーゼネコンを検討していたが、1つの建物の建設に最初から最後まで関われる中小の建設会社も良いと考えるようになった」という。

同社は全社員の半数近くが毎年、なんらかの形でインターンの学生とかかわる。なぜそこまでするのか。

一番の理由は「採用につながる効果があるから」と同社管理部の西田文子さんは断言する。売り手市場では中堅企業は大手に先んじて会社を知ってもらう必要がある。実際、ここ数年、新入社員の入社数は3人~9人だが、うち1~3人はインターン経験者だという。

副次的に、若手社員の成長にもつながるようだ。毎日インターン生が記入する実習ノートに、質問に対する答えや激励のメッセージを書き込むのは若手社員だ。1時間以上かける社員もいる。「受け入れは決して簡単ではない。安全の確保にも非常に気を使います。それでも、若手が自分を振り返るきっかけにもなっている」(マンション建設現場の佐藤啓吾所長)と、インターンの効果を実感している。

インターン生が記入する実習ノート
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部長級に密着できる「BOSSのカバン持ち」
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