普段の着こなしを一気にアップデートしてくれるのがバッグです。とりわけ薄着になる今の季節、バッグは絶好の格上げアイテム。そこで今回は、どんな軽装でも大人の貫録とリッチな雰囲気を加味してくれるビッグトートをご紹介します。
“大は小を兼ねる”ではありませんが、大きいからこそイイこともあるのです。その筆頭が手荷物の運搬に欠かせないバッグ。特に今の時期は外出時の暑さもハンパではなく、上着を脱ぎたくなることもしばしば。そんなときコンパクトなバッグでは、服のやり場に困ってしまいます。デカめのバッグなら心配ご無用。
また薄着のシーズンに起こりがちな、“コーディネートが代わり映えしない”問題。しかしこれもまた、大きめのバッグを携行することで、レイヤード効果が生まれ印象に残るルックスに。そんな現状を踏まえ、海外のファッショニスタは、今季こぞって大振りのトートバッグに注目していると言います。
中でも編集部の目に留ったのが、ラグジュアリーブランドが手掛けるデカトート。開口部の広いトート型は、上着など大物の出し入れが容易であることはもちろん、ブランド要素がガツンと前面に出たデザインゆえに、たとえ無地Tシャツの装いでも一気にエレガントな雰囲気が加味できるのです。これはチェックしておいてソンしません!
◆ おすすめのビッグトート その1 「サンローラン」
大人気トートの第二弾はシックなブラック
中央に大きく“RIVE GAUCHE(リヴゴーシュ)”とプリントされた「NOE(ノエ)」は、2018年にリリースされ人気をさらった話題のバッグ。今季、待望の新色となるブラックバージョンが登場しました。
そもそも「RIVE GAUCHE」とはセーヌ川左岸を意味し、1966年にムッシュ イヴ・サンローランが、それまでブランドの不毛地帯であった左岸にブティックを開き革新性をアピールした伝説にちなんだもの。
こちらはサイズ感を調整できるタイプで、本体入り口に配されたボタンを開けることで薄マチからデカバッグへと変身します。
◆ おすすめのビッグトート その2 「グッチ」
キャンバスとレザーのコンビは、どこか懐かしくてスタイリッシュ
夏を積極的に楽しむラインナップとして生みだされた「Towards Summer(タワーズサマー)」コレクション。なかでもこのトートバッグは、ビンテージ加工したキャンバスを用いており、どこか懐かしさを感じさせる仕上がりがポイントです。
大きめながら底マチを持たない薄型ゆえに、インパクトを備えつつも夏の軽快感を損なわないデザイン。仕切りのない使いやすい荷室に加え、レザーのショルダーストラップは便利な脱着フック付き。