実は夏こそ、ジャケットを着たほうが涼しい、という事実をご存知ですか? 接触冷感素材や風を纏えるほど軽量の「夏ジャケ」が今夏は大豊作なのですが、サマーシーズンを快適かつ洒脱に乗り切るにはインナー選びも大切。そこで、「夏ジャケ」と相性抜群の6枚をセレクトしました!
暑くても快適に着こなせ、リッチさや大人っぽさをキープできる「夏ジャケ」。モテるためには色柄やシルエットも吟味すべきですが、最大のキモは、快適さを支える機能や作りにあります。ゆえにバリエーションや変化をつけるのは、インナーに任せるのが正解なんですね。
では、どんなインナーを揃えればいいか。そのポイントはまず、夏ジャケの快適さを損なわない、涼しげな着心地を備えていること。そして、夏ジャケの命題であるエレガンスやリッチ感はキープできること。こうした条件を満たした選りすぐりのインナーを揃えておけば、洒脱なコーディネートも実に楽チン。で、夏ジャケならではの実力も存分に発揮できるという算段なのですよ。
Inner 【1】
「白のリネンシャツ」
◆ フィナモレ
着心地と細部へのこだわりに脱帽です
上質リネンのなかでも、ウォッシュ加工にもっとも適したものを厳選。柔軟で自然な風合いに仕上げた、こだわりのリネンシャツです。アームホールやガゼットなど着心地と耐久性を左右する要所には、熟練職人の手仕事を駆使。好バランスなホリゾンタルカラーはボタンを開けた開放的なこなしもキマります。 3万1000円/フィナモレ(アマン)
天然の清涼機能で夏ジャケをサポート
インナーの基本といえば白シャツですよね。清涼感のあるリネンをチョイスすれば、夏ジャケの快適さを損ないません。襟型は開放的なホリゾンタルが正解です。
Inner 【2】
「派手色ニットポロ」
◆ フェデーリ
ベーシックながらも秀逸な完成度です
イタリアの老舗ニットファクトリーブランドが手がけたニットポロは、ボタンがなくスポーティなスキッパータイプ。旬のネオンイエロー系ですが、フロステッド加工という柔軟な風合いを引き出す加工により、着やすいこなれた表情に仕上げています。細すぎないボディや着丈でジャケットとも好相性。 3万9000円/フェデーリ(トレメッツォ)
派手色で変化をつけるならニットポロが◎
ストレスのない着心地でリラックス感が味わえつつ、襟付きゆえある程度はキチンと見えるポロシャツ。特にニット製は上品でジャケットとも相性抜群。また色を効かせても凹凸のあるニットはパキッとしすぎず、取り入れやすいってわけ。
Inner 【3】
「ストライプのバンドカラーシャツ」
◆ バグッタ
使い勝手抜群のこれまでにないバンドカラー
ドレスとカジュアルの塩梅が絶妙なシャツに定評がある同ブランドの新たな提案が、ちょい台襟の高めなバンドカラーシャツ。すっきりしつつもほどよく立体的で、精悍にキマります。いまどきのボックスシルエットやストレートカットの裾により、タックアウトしても一枚で羽織ってもサマになるんです。 2万4000円/バグッタ(トレメッツォ)
襟周りの端正さとストライプ柄が好バランス
すっきりした都会的な印象を醸すバンドカラーシャツは、いまやオヤジさんの定番インナー。ストライプ柄なら間もたせになり、ジャケットを脱いでもキマるんです。