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倉富佑也 ココン社長

倉富佑也 ココン社長

企業経営者になることを夢見て早稲田大学高等学院(早大学院、東京・練馬)に入学したココン(東京・渋谷)の倉富佑也社長(26)は、1年の時、課外活動を通じてビジネスの仕組みを学んだ。その後も、ベンチャー企業でインターンをしたり、授業を抜け出して著名経営者の講演を聞きにいったりと、自由な校風を最大限活用して、夢の実現に一歩ずつ近づいていった。

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生徒会長に立候補した。

早大学院では、生徒会執行部のことを中央幹事会、生徒会長のことを中央幹事長と呼びます。生徒会の予算は1500万円ぐらいありましたが、どの部にいくらぐらい配分するとか、予算の使い方はすべて生徒に任されていました。純粋に母校を少しでも良くする一翼を担いたいという思いに加え、予算配分や様々な行事の調整を中央幹事長として取り仕切ることは、経営者になるための貴重な経験になると考えて、2年の時、中央幹事長選挙に立候補しました。

中央幹事会長や中央幹事会役員の選挙の際は、講堂で立会演説会が開かれますが、昔は演説中に、激しいヤジが飛んだり、生卵やトイレットペーパーが投げつけられたり、結構荒れたそうです。私の時代はだいぶ平和になっていました。

それはさて置き、私の年は私も含めて5人の立候補者がいました。特に有名人でもなかった私は、選挙に勝つため入念に戦略を立てました。

まず、知名度を上げるため、学校の中にポスターを貼りまくり、休み時間のたびに各教室を回って演説しました。また、組織票を狙い、ラグビー部やサッカー部など部員の多い部活の部長にお願いして回りました。選挙公約は、自動販売機で売られている飲食物の値段を下げる、食堂のメニューの値段を下げる、ゴミを減らすためにゴミ箱をなくすなど、今思えば学生に都合のよいものばかり掲げていました。

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