課外「会社経営」で時給80円 IT起業家の早大学院時代倉富佑也・ココン社長(上)

面談では、将来は企業経営者になりたいと話しました。志望動機にもそう書きました。数年前、とっておいたコピーを読み返したら、確かに企業経営者になりたいと書いてあり、自分はやはりそのころから経営者になりたかったのだと、改めて確認しました。

経営者になるために空手部に入部した。

「課外授業では、破綻したビジネスをやるのは大変ということを、身をもって学んだ」と振り返る

描いていた自由な校風のイメージは、実際、その通りでした。校則はほとんどなし。アルバイトもオーケー。髪型や服装も自由。一応、制服として学ランがあるのですが、学ランを着てくるのは半分ぐらいで、残り半分は私服や体操着です。私は、私服をあまり持っておらず(笑)、3年間、学ランで通しました。

自由なのは校則面だけではありません。勉強や課外授業、学校行事、生徒会など、あらゆることが生徒の自主性に任されていて、かなり何でも自分たちで自由にできました。大学みたいな高校です。その代わり、自己責任も求められます。例えば、先生から勉強しろとは一切言われませんが、定期テストの点数が悪ければ、容赦なく留年させられます。1クラス約50人でしたが、だいたい1クラスに2、3人は留年組がいました。

早大学院は何か目標を持っている人にとってはとても面白い高校です。自由度が高く大学受験もないので、自分のやりたいことに注力できる。先生たちもクラスメートもそれを尊重し、応援してくれる。ただ、逆に目標がないと、3年間、漫然と過ごすはめになります。自分が何をしたいのかしっかりと模索していくことが求められる学校ではないかなと思います。

授業に関しては、卒業さえすれば全員、早稲田大学に入れるので、あくせく勉強するという雰囲気はありません。授業中、好き勝手なことをしていたり寝ていたりする生徒も結構います。ただ、定期テストの成績が悪いと、行きたい学部に行けないので、テストの直前、2週間ぐらいは、みんな結構真剣に勉強します。私もどちらかといえば、そういう試験前に詰め込むタイプでした。

早大学院は、生徒の自主性や自発性を伸ばすための課外活動が盛んです。私は、入学と同時に空手部に入りましたが、1年の時は、空手部以外に、スチューデント・カンパニー・プログラム(SCP)という課外活動にも参加していました。

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