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乗っているだけでも楽しい 世界の素敵な地下鉄10選

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ナショナルジオグラフィック日本版

旅行先でその土地の人になった気分を味わうには、地元の人たちが利用する公共交通機関で目的地へ向かうのが一番だろう。

ときには移動すること自体が、醍醐味にもなる。通勤客の人波にもまれ、迷路のような路線図を読み解きながら、地下鉄に乗ってみるのはどうだろう。アート展示やショッピング街など、世界の地下鉄には楽しめる場所がいくらでもある。

スウェーデン、ストックホルムのブルーライン

ストックホルム地下鉄(通称Tバナ)は、100駅のうち90の駅が堂々たる彫刻、岩層、モザイク、絵画、アート・インスタレーション、彫版などで飾られていることから、「世界一長い美術館」と呼ばれている。ブルーラインには素晴らしい作品が多く、中でもTセントラーレン(中央)駅、ロードヒューセット駅、クングストレードゴーデン(王立公園)駅は特に見応えがある。

旅のヒント: 旅行者ならTバナの「SLトラベルカード」を買うべきだ。滞在期間に合わせて24時間から7日間の乗車券が選べる。地下鉄を降りたら、シェアサイクルに乗って旧市街ガムラスタンを探検しよう。午後のひととき、コーヒーハウスで「フィーカ」(コーヒーブレイク)を楽しむ前に、600室を誇る王宮の見学をお忘れなく。

フランス、パリの1号線

メトロの1号線には、ラ・デファンス地区や凱旋門からルーブル美術館やバスティーユ監獄まで、パリのランドマークへの最寄り駅がいくつも連なる。1900年パリ万国博覧会の期間中に開通したメトロには、エクトール・ギマールがデザインしたアール・ヌーボー様式の入り口が当時のまま残る駅も多い。パレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーブル駅はルーブル美術館の入り口に直結しているが、かつての最寄り駅だった隣のルーブル・リボリ駅には収蔵品のレプリカが飾られている。

旅のヒント: パリ市観光局公式サイトで、メトロの切符の購入と路線図のダウンロードができる。欧州で2番目に乗降客が多く、300を超える駅があるパリメトロを乗りこなすのに役立つはずだ。

台湾、台北の淡水信義線

台湾の首都、台北の地上と地下の両方を走る台北捷運(MRT)淡水信義線は、ショッピング街、アートギャラリー、人目を引く建築物などが多い路線として知られる。剣潭駅の、巨大なドラゴンボートをイメージした奇抜な駅舎は必見だ。

旅のヒント: 台北MRTでは、地元の文化施設や娯楽施設の割引券がセットになった24/48/72時間乗車券が発売されている。

米国、ニューヨーク市のIRTレキシントン・アベニュー線

マンハッタン島の地下を走るこの路線は、アッパー・イースト・サイド、グランド・セントラル駅、リトル・イタリー、ウォール街などのランドマークを結ぶ。この路線には、ロマネスク・リバイバル建築で知られる旧シティ・ホール駅など、廃止された「幽霊駅」がいくつかある。

旅のヒント: この線を始点から終点まで乗り、マンハッタン島北部のハーレムから南端のバッテリー・パークまで行くと30分ほどかかる。他の路線に乗り換えるときは、メトロカードにチャージするのを忘れずに。地上に出たら、廃線になった鉄道の高架部分を再生して造られた緑豊かな公園、「ハイライン」に向かおう。

カザフスタン、アルマトイの1号線

カザフスタン南東部の都市アルマトイを走るKGPメトロポリタン・システムは、劇的なソビエト時代の雰囲気と独立後のデザインや建築様式が溶け込んだ駅舎が特徴だ。ステンドグラスやモザイクの床、手の込んだシャンデリアなどで駅が飾られている。

旅のヒント: アルマトイメトロの片道料金は80テンゲ(約23円)。地下鉄に乗り、中央バザール(グリーン・マーケット)を見て回ったら、民俗博物館や美術館を訪ねよう。

日本、東京の千代田線

日本の首都の中心を蛇行して走る「緑色」の路線、東京メトロ千代田線は、代々木公園や上野公園から皇居、独特な流行の最先端である原宿界隈、夜遊びが楽しい六本木まで、この街の最も有名な場所の多くをつないでいる。

旅のヒント: 東京メトロの車内アナウンスや案内板には、外国からの訪問者のために英語、韓国語、中国語の翻訳もある。チャージ式のICカード「PASMO」を使えば、地下鉄のほか、JRや私鉄、バスにも乗れる。旅の最後に駅の窓口でカードを返せば、残額とデポジットの払い戻しが受けられる。

ロシア、モスクワのカリツェヴァーヤ(環状)線

1950年代、冷戦の真っ只中に建設されたロシアの首都モスクワの環状線は、象徴的なスターリン様式の駅で知られる。コムソモーリスカヤ駅は豪華な装飾が施されたバロック様式のアーチ型天井が特徴で、タガンスカヤ駅は赤軍の兵士を描いた陶器のレリーフが自慢だ。

旅のヒント: ロシアの作家ドミトリー・A・グルホフスキーの『メトロ2033』は、核戦争後のモスクワを舞台にした小説だ。それを読んでモスクワ地下鉄の雰囲気に浸ったら、ガイド付きツアーに参加して、「人民のための宮殿」として建設された各駅の贅沢で優雅な地下空間を見て回ろう。

英国、ロンドンのドックランズ・ライト・レイルウェイ(DLR)

自動運転を取り入れた先進的なこの路線は、ロンドン地下鉄の地上部分として整備された。車窓からは、カナリー・ワーフやドックランズのウォーターフロント再開発地域にある超高層ビル群、ヨットハーバー、水辺の緑地庭園が眺められる。1987年に開通したDLRの45の駅には、快速帆船カティーサーク(カティーサーク駅で下車)やロープウェイ「エミレーツ・エア・ライン」(ロイヤル・ヴィクトリア駅で下車)への最寄り駅も含まれる。カティーサークへ行くには、アイランド・ガーデンズ駅で下車し、テムズ川の下に作られた歩行者用トンネル「ヴィクトリアン・フット・トンネル」を通るルートもある。

旅のヒント: DLRは月曜日から土曜日は午前5時半から午前0時半まで、日曜日は午前7時から午後11時半まで運行している。「オイスターカード」を買えばDLR以外の地下鉄路線やバスにも乗れる。博物館や美術館、レストラン、店などを回ったら、この街の約半分を占める緑地や公園でのんびりしよう。

イタリア、ナポリの1号線

イタリアの港湾都市ナポリの地下鉄1号線は、多くの芸術作品が常設あるいは一時的に展示されているため「アートな地下鉄」の愛称で呼ばれており、11の駅で鮮やかな芸術作品や魅力的なデザインの駅舎が特徴になっている。星がちりばめられた魅惑的な天井があるトレド駅が最も有名だが、ウニヴェルシタ駅の華やかなポップアートやムゼオ駅の古典的な彫刻も見事だ。

旅のヒント: 3日間有効なカンパニア州全域共通券「アルテカード」の料金には、ナポリ地区にある80の観光施設のうち2カ所分の入場料と、すべての公共交通機関の乗り放題運賃が含まれる。天気が良く、比較的混んでいないのは晩春か秋だ。5月のイベント「マッジョ・デイ・モニュメンティ(モニュメントの5月)」開催中は、普段は一般公開されていない重要文化財が開放される。11月後半から開催される、大規模で国際的に有名なクリスマスマーケットを見て回るのも良いだろう。

ギリシャ、アテネの3号線

2000年に開業し、2004年アテネオリンピックにあわせて延伸されたアッティカ・メトロ社の「ブルーライン」では、いくつかの駅で、地下鉄建設中に発見された5万点の遺物の一部が常設展示されている。たとえば、シンタグマ駅には古代の墓地や浴場が、エガレオ駅には古代ギリシャの日用品が、エレオナス駅には紀元前5世紀の橋の遺跡がある。

旅のヒント: アテネに行くのは、混雑や暑さが猛烈になる夏を避け、この街の最も良いところを楽しめる秋か冬にしよう。アテネ地下鉄のプラスチックか紙でできたチャージ式の乗車券は、価格や用途の異なる数種類があるため、あらかじめ自分のニーズと比べておこう。

(文 National Geographic Staff、訳 山内百合子、日経ナショナル ジオグラフィック社)

[ナショナル ジオグラフィック 2019年8月12日付記事を再構成]

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