隣の奥さまからのお土産に困った脚本家、中園ミホさん

NIKKEIプラス1

脚本家。東京都生まれ。TVドラマでは「やまとなでしこ」「ハケンの品格」「Doctor-X 外科医・大門未知子」「花子とアン」「西郷どん」などを執筆。
脚本家。東京都生まれ。TVドラマでは「やまとなでしこ」「ハケンの品格」「Doctor-X 外科医・大門未知子」「花子とアン」「西郷どん」などを執筆。

隣に住む高齢の奥さまがお土産を買ってきてくださるのですが、大量でしかも頻度が多すぎます。消しゴムやメモ帳はうちで使い切れず、娘はぞんざいに扱ったり友達にあげたりしています。ご自身の孫にあげようとしても、お嫁さんがいい顔をしないので、うちに回ってくるようです。どうすれば減らしてもらえるでしょうか。(神奈川県・40代・女性)

私を含めて、女の人は買い物が大好きです。買い物をするとストレス解消になるし、アドレナリンが出て元気になります。隣家の奥さまも、相談者のお嬢さんに使ってほしいのではなく、「自分が買いたい」「買ってすっきりしたい」というのが本音だと思います。

目下の問題は、お嬢さんがものを大切にしなくなることです。うちのなかにノートなどのいただきものが山積みになって、それをぞんざいに扱うのは、教育上、大きくいうと地球の資源問題としても、よくないと思います。

とにかく寄付をしましょう。今やインターネットで探せば、学校のバザーなどの情報はいくらでも手に入ります。送料がかかっても送りましょうよ。

そのとき隣家の奥さまに黙って寄付するか、はっきり伝えるかは大きな分かれ道ですね。私だったら「うちでは使い切れないので、バザーに出していいですか」とはっきり尋ねます。そうすれば、あげすぎていることが奥さまにも分かるでしょう。「娘と話し合って、寄付することにしました」と言うのがいいと思います。

もっとも隣家の奥さまの性格が分からないので、確かなことは申し上げられません。角が立ってお隣同士で今後気まずくなりそうであれば、「ありがたく使わせていただきます」とだけ言って受け取り、こっそり寄付をするのも手です。嘘をついていることにはならないでしょう。

いずれにしても、お嬢さんの教育にはいい機会になると思います。たくさんノートをいただいたとして、そこからお嬢さんに欲しい分だけ選んでもらうのです。もし何冊も手にとったら、「あなた本当にそれ、使うの? 欲しくても買えない子もいるのよ」と問いかけてください。お嬢さんからお隣に、感謝の気持ちを伝えることも大事です。

ただ、お土産のお返しはしなくていいと思います。「お返し合戦」になると、ますますいただく量が増えかねませんから。たとえ先方から「失礼だ」と思われたとしても、うちでは余っているということを失礼なく先方に伝えることが最優先です。

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[NIKKEIプラス1 2019年8月31日付]

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