日経ナショナル ジオグラフィック社

北朝鮮、平壌:色鮮やかなビル群に取り囲まれた「党創建記念塔」。この記念塔は北朝鮮労働党の標章をかたどったもので、槌と筆と鎌がそれぞれ労働者、知識人、農業者を表している(PHOTOGRAPH BY ABSENT INK, NATIONAL GEOGRAPHIC YOUR SHOT)
シンガポール:住民の生活が垣間見られるシンガポールの共同住宅。高層ビルが立ち並ぶこの街では、多くの人がベランダを植物で飾る。シンガポール・ガーデンフェスティバルにも「ベランダガーデン」部門があり、参加者が自宅を手入れする励みになっている(PHOTOGRAPH BY JOHN KIMWELL LALUMA, NATIONAL GEOGRAPHIC YOUR SHOT)
ドイツ、シュトゥットガルト:シュトゥットガルト市立中央図書館で、天窓からの光の中で読書を楽しむ人。外から見ると建物は白い大きな直方体で、夜になるとロイヤルブルーにライトアップされる(PHOTOGRAPH BY KATICA KAPULICA, NATIONAL GEOGRAPHIC YOUR SHOT)
イタリア、ミラノ:世界最古のショッピングモールのひとつ「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」の窓から光が降り注ぐ。このアーケードは19世紀、20世紀にこの街の名士たちに大変人気があったことから、「ミラノの応接室」の愛称で呼ばれている(PHOTOGRAPH BY DAVE KESSEL, NATIONAL GEOGRAPHIC YOUR SHOT)
マレーシア、クアラルンプール:クアラルンプールのショッピングモール「ニューセントラル」の、気が遠くなりそうなエスカレーターに乗る買い物客。有名ブランド店やレストランが集まり、交通の中心であるKLセントラル駅に直結しているため、地元の人にも観光客にも便利に使われている(PHOTOGRAPH BY RAYMOND TANG, NATIONAL GEOGRAPHIC YOUR SHOT)
米国ニューヨーク州ニューヨーク:マンハッタンの中心、ミッドタウン地区のビルに映る、踊るような夕方の日の光。世界最大級のオフィス街であるミッドタウンは、エンパイア・ステート・ビルディングやクライスラー・ビルディングなど、ニューヨークの摩天楼を象徴するビルで知られる(PHOTOGRAPH BY MONTGOMERY GILCHRIST, NATIONAL GEOGRAPHIC YOUR SHOT)
ドイツ、ベルリン:ベルリンにある連邦首相府の裏を自転車で通り過ぎる人。この現代建築の特徴である大きなガラスの壁は、政府の透明性を際立たせるものとしてデザインされた(PHOTOGRAPH BY JONAS NORDBERG, NATIONAL GEOGRAPHIC YOUR SHOT)
トルコ、イスタンブール:マルマラ大学神学部モスク内部の、催眠術にかかりそうな幾何学的構造。アルトゥニザデ地区の近くにあるこの建築物は、伝統的なオスマン様式を現代的に解釈したもの(PHOTOGRAPH BY CORNELIU CAZACU, NATIONAL GEOGRAPHIC YOUR SHOT)
モロッコ、カサブランカ:世界最大級のモスク、ハッサン2世モスクを訪れる観光客。大西洋を背景にそびえるモスクのミナレット(尖塔)は、高さが200メートルもある(PHOTOGRAPH BY SHEVAUN WILLIAMS, NATIONAL GEOGRAPHIC YOUR SHOT)
米国カリフォルニア州サンフランシスコ:ホテル、ハイアット・リージェンシー・サンフランシスコにある複雑な造形が、吹き抜けと一体になって光のグラデーションを生み出す。球体という意味の「スフィア」と名付けられた立体芸術作品は、彫刻家チャールズ・O・ペリーによるもので、1400個の金属管でできており、高さ12メートルもある(PHOTOGRAPH BY ROBIN WECHSLER, NATIONAL GEOGRAPHIC YOUR SHOT)
ベルギー、リエージュ:ベルギーのリエージュ=ギユマン駅のエスカレーターをひとり上がっていく乗客。スペインの建築家・設計士、サンティアゴ・カラトラバは、屋根をアーチ状にすることで、この街の市街地と住宅地を物理的にだけでなく象徴的な意味でも結び付けた(PHOTOGRAPH BY MITCHELL VAN EIJK, NATIONAL GEOGRAPHIC YOUR SHOT)
フランス、パリ:現代的なひねりの効いた建物の窓に映し出される、パリのリヴォリ通りの歴史的建造物。パリ屈指のこの有名な通り、とりわけルーブル美術館に近い側には、ブティックやアートギャラリーがずらりと並んでいる(PHOTOGRAPH BY MARTINA BICCHERI, NATIONAL GEOGRAPHIC YOUR SHOT)
スイス、バーゼル:見本市会場「メッセプラッツ」内の、めまいがしそうな細部のクローズアップ。ここは多くの人が大規模なアート・インスタレーションを見に訪れる場所だが、建物そのものも芸術作品である(PHOTOGRAPH BY ERBERTO ZANI, NATIONAL GEOGRAPHIC YOUR SHOT)
イタリア、プーリア:イタリアの海岸沿いに立つ建物の窓からのぞく原色。アドリア海とイオニア海に接するプーリア南部は、800キロに渡って海岸線が続き、この国有数の海水浴場が集まっている(PHOTOGRAPH BY LUIGI CHIRIACO, NATIONAL GEOGRAPHIC YOUR SHOT)
金沢:金沢21世紀美術館の明るい通路を進む来館者。この建物は、「どこからでも人々が訪れられるように」正面や裏といった区別のない円形にデザインされている(PHOTOGRAPH BY ARI BESER, NATIONAL GEOGRAPHIC YOUR SHOT)
イラン、イスファハン:イランのアリカプ宮殿内にある音楽堂の精密な天井。珍しい天井の切り抜きは、美しい上に機能的な役割も果たしている。反響を抑え、演奏の音を増幅するように設計されているのだ(PHOTOGRAPH BY HAMIDREZA BAGHERI, NATIONAL GEOGRAPHIC YOUR SHOT)
フランス、パリ:門のような形をした高層ビル「ラ・デファンスの大アーチ」を通り抜ける人。このモニュメントは「世界に通じる窓」になるようにと設計された。重さ3万3000トンを超える大アーチの建設には、12万立方メートルものコンクリートが使われた(PHOTOGRAPH BY ALBERTO MATEO, NATIONAL GEOGRAPHIC YOUR SHOT)

(文 Erin Spencer、訳 山内百合子、日経ナショナル ジオグラフィック社)

[ナショナル ジオグラフィック 2019年8月17日付記事を再構成]

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