株式・投信

七転び八起き

震災後、逆張り投資し失敗 テクニカル分析で復活

2019/8/26

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回は福田ナオミさん(48) 兵庫県で照明器具の製作・販売店を経営。自分の失敗談から「株女サークル」と称した株式投資セミナーも開催する。
福田ナオミさん テクニカル分析で勝負

■2001年~

結婚後に地元の不動産会社でパートとして働いていたが、もともと海外旅行や豪邸暮らしなどへの憧れが強かった。ネットで簡単に株取引ができると知り投資を開始。土地勘のある不動産業界で、30万円という限られた資金でも投資できる低位株を探して中堅ゼネコンの青木建設に投資。しかしその3日後に同社は経営破綻し、証券は紙くずになった。その後もおこづかいをコツコツためて、低位だが値動きの大きい通信株などに投資して「一獲千金」を狙うも、なかなか収益を上げられない時期が続いた。

■05年~

このままではいけないと思い、地元の株式投資スクールに100万円を払って入校。約1年かけて株式の基本やテクニカル分析の手法などを学んだ。08年のリーマン・ショックでは、株価が右肩下がりで下落するなか、チャート分析をもとにした空売りに注力。トヨタ自動車(7203)をはじめ大手自動車株や、大手通信関連株など時価総額が大きい会社を中心に取引し、資産は10年ごろまでに1000万円を超えた。

■11年~

東日本大震災で株価が大きく下落。株安は一時的だと見てネット関連銘柄などを購入したが、予想に反して下落が続いた。膨れ上がる含み損から目をそらしているうち、追加証拠金の払込期限がすぎて強制ロスカット。退場を余儀なくされ、資産は300万円まで減った。

■13年~

1年半ほどの休養期間で、原点に立ち戻ってテクニカル分析に忠実になることを決意。以前のように1回の取引で数十万円の利益を上げることは少なくなったものの、アベノミクスの恩恵もあり、コツコツ利益を積み上げて資産は約2000万円に増えた。足元の荒れ相場はチャンスと見る。退場した過去を教訓に損切りルールを徹底しながら、資産3億円を目指して日々トレードに励んでいる。

[日経ヴェリタス2019年8月18日付]

株式・投信 新着記事

ALL CHANNEL