「#○○さんとつながりたい」
SNS(交流サイト)をチェックしていると、こうしたハッシュタグをよく見かけます。マニアックな分野であっても、好きなものが共通すれば手軽に同志とつながれる時代。逆にリアルでつながるほうがハードルが高いという声はよく聞きます。
こんな時代に、大学生はどのように自分の「場」を見つけているのでしょうか。
都内の大学に通う1年生の女子学生の例をご紹介します。入学してすぐに大学のダンス部に入り、日々忙しそうにしています。ところが「地方出身だし、部活以外にも人脈を広げたい」と思い立った彼女。早速、サークル探しも始めました。
恋愛の相手や知り合いを増やすのが目的ではなく、好きなものをとことん語れる同士がほしいというのが彼女の動機。聞けば、「土佐文旦が、大大大好き!」と言うのです。土佐文旦は高知の特産品のかんきつ類。土佐文旦を熱く語れる場など、あるのでしょうか。
「正直、土佐文旦が好きなことって人に言うほどのことではないし、何らすごいことでもない。関心のない人にはみかんって話題としてビミョーだし、土佐文旦の話をものすごい熱量で友達にしたらドン引きされるかもしれない。でも、もしもドン引きしないで、何なら同じかそれ以上の熱量でみかんの話ができて盛り上がれる人がいるとしたら、それってかなりうれしいじゃないですか」
そんな彼女はある日「みかん愛好会」のSNSを発見し大興奮。みかんの食べ比べなどが行われるという新歓の内容が楽しそうで、早速申し込んでみたものの人気のあまり落選するほどだったといいます。
東大「みかん愛好会」の飲み会 みかんジュースで乾杯
そんな大人気の「みかん愛好会」は東京大学にありました。ツイッターのフォロワー数は1万人を超えています。みかん愛好会共同代表の上杉莉子さんに直接問い合わせてみました。