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19年型最新冷蔵庫5台 常識覆す「冷凍」機能に注目

2019/9/5

進化している機能にフォーカスを当て、最新冷蔵庫を紹介する

最新の冷蔵庫を買うなら冷凍室の機能に注目してほしい。「食材は冷凍すると味が落ちる」「冷凍した食材は解凍しないと包丁で切れない」「冷凍室と野菜室の場所は最初から決まっている」といった、従来の常識を破った冷蔵庫が次々に登場しているからだ。さらに人工知能(AI)が献立の相談に乗ってくれる製品まであるという。各社の冷蔵庫の上位機種に搭載されている注目機能を、家電ライターの田中真紀子さんが解説する。

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■業務用レベルの急速冷凍/パナソニック

食品の細胞の破壊を抑えながら急速に冷凍する「クーリングアシストルーム」を採用したパナソニックのWPXシリーズ。容量600LのF605WPXの実勢価格は36万5000円前後(9月上旬、家電量販店のネットショップで確認。以下同)

パナソニックのWPXシリーズは、食品の細胞の破壊を抑えながら急速に冷凍する「クーリングアシストルーム」を採用した。

「はやうま冷凍」はスピード冷凍により、食材の細胞を壊さず、解凍後もおいしさをキープする

専用ダクトと専用ファンを設け、約マイナス30度以下の冷気を集中的に流し込む「集中シャワー冷却」を、従来比約8倍の大風量で行うことで、業務用レベルの急速冷凍を可能にしている。

このクーリングアシストルームに搭載した「はやうま冷凍」により、家庭で作る唐揚げやフライなどはジューシーにおいしく、ご飯も炊きたて時の水分量を保ったまま冷凍できる。食材の細胞を壊さないため、解凍後もおいしさをキープするという。

はやうま冷却の「冷ますモード」を使うと、作りたての弁当のあら熱が5分で取れる。菌の繁殖を抑制できて衛生的だ。

■得意の冷凍技術がAIで進化/三菱

三菱独自の「切れちゃう瞬冷凍」が、AIによりさらに使いやすくなったMX/MBシリーズ。容量572LのMR-MX57Eの実勢価格は32万7000円前後

三菱電機の冷蔵庫といえば、凍った食材を、そのまま包丁で切れる独自の冷凍技術「切れちゃう瞬冷凍」が有名。解凍しなくても使いたい分だけ調理に使える。ただし、従来モデルでは、食材を「瞬冷凍」したい場合、ドアに表示されているパネルの「瞬冷凍」ボタンをタッチする必要があった。

最新のMX/MBシリーズに搭載された「切れちゃう瞬冷凍A.I.」は、瞬冷凍室に食品を入れるだけで、「瞬冷凍」をタッチしなくても自動で瞬冷凍が始まる。

「切れちゃう瞬冷凍」で冷凍すれば、冷凍した肉も使いたいときに使いたい分だけ取り出せる

しかし、そのままだと瞬冷凍室を開閉するたび、新たな食材が投入されたと判断し、途中まで瞬冷凍が進んでいた食材に対しても初めからやり直してしまうことになる。

そこでAIが日々の冷蔵庫の扉の開閉から、ユーザーの行動を分析・学習し、生活パターンを予測。ふだんの活動時間とは違う時間帯に開閉があっても、新たな食材が入ったとは判断せず、そのまま瞬冷凍の工程を完了するまで継続する。

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